オンライン家庭教師の個別指導
国公立大受験対策コース

東北大学 教育学部

オンライン大学受験なら、家庭教師Campにお任せください。

東北大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、東北大学 教育学部の2024年度までの出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。

東北大学 教育学部の入試概要

東北大学 教育学部の入試概要

入試方式 教科 試験時間 配点 出題範囲
個別学力テスト 国語 150分 650点 国語
数学 100分 450点 数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B・数C
外国語 100分 650点 英語・独語・仏語から一科目選択

国語の入試問題傾向

国語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 現代文
第2問 記述方式 現代文
第3問 記述方式 古文
第4問 記述方式 漢文

国語の出題分析

現代文、古文、漢文からなるオーソドックスな大問4題構成です。現代文では例年、大問1に評論文、大問2に小説文という構成が続いています。東北大学の国語の評論文では抽象的なテーマの出題が多い傾向にあります。そのため、現代文に登場するキーワードについて学習しておくことで、様々なテーマへの理解度や知識量を増やすことが重要となります。論説文を読む際には筆者の主張や主題、文章そのものの構成などを把握し、文章中に散りばめられた様々な要素から重要な事を適切に見抜き、それらを論理的に理解することで全体の要旨を捉えることが重要です。また、記述問題では字数制限が厳しいという特徴があります。単に読解できているかを問う問題ではなく、さらに語彙力、表現力も問われるものとなっています。そのため記述対策は絶対に疎かにしてはいけません。また、漢字問題も5問程度出題されます。難易度が高いため、場合によっては得点差があまり開かないことがあります。その際の合否は漢字問題を解けていたかで決まるといっても過言ではありません。そのため、しっかりと漢字対策を行い、確実に得点を得られるようにしたいです。小説文の問題ではどういった状況なのか、登場人物の心情やその変化、筆者がどのようなことを表現したかったのか、といった内容を中心に出題されます。また、東北大学の国語の小説文では、授業ではあまり見られない、風変わりな文章が出題されることがあります。それには感覚的に解くのではなく、しっかりと本文の内容を理解した上で正確な読解をしなさい、という題意が含まれています。古文は比較的標準レベルの難易度の問題が多い傾向にあります。現代文と同様に記述力を問われる問題を中心に出題されます。現代語訳の問題には字数制限がないことが多いですが、説明問題についてはいずれも厳しい字数制限が課せられています。東北大学の古文では基礎知識の完成度と、読解力の高さが重要となります。そのため、和歌に関する問題は枕詞や縁語などの修辞法に関する知識を押さえるほか、解釈や意味を問われる問題ではそれらの知識と背景情報が必要となります。安定して基礎知識をアウトプットできるようになるまで、繰り返し練習が必要です。漢文も出題形式は変わらず記述力を試されます。また、古文と同様に基礎知識の習得が重要となります。幅広いジャンルからの出題がなされるため、総合的な漢文への知識が必要となります。口語訳、書き下し、説明の三つを中心に出題されます。様々な句法や用語を徹底的に学習し、基礎知識を定着することができれば、後はとにかく記述練習を行いましょう。また、東北大学の試験では基本的に「本文からの忠実な読解」という考え方が一貫していますが、漢文では、歴史上の人物などの思想や人間関係について問われる問題が出題されることがあります。そのため「漢文」の領域以上に学習する必要があります。東北大学の国語は例年、出題形式や傾向にあまり変化がありません。そのため、過去問を繰り返し練習することが非常に重要となります。

数学の入試問題傾向

数学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述式・論述式 微積分
第2問 記述式・論述式 三角関数
第3問 記述式・論述式 対数
第4問 記述式・論述式 数列・整数

数学の出題分析

大問4問構成です。「微分積分、ベクトル、確率」が頻出単元となっています。東北大学の文系数学は標準レベルの問題を中心に出題されており、標準問題を確実に解答できるよう基礎力を固めることをメインに学習を進め、それを基に応用力をつくっていきましょう。国語と英語の難易度がやや高い傾向にあるため、数学が重要な得点源となることがあります。そのため、「文系だから」と言って手を抜かず、高得点を得られるよう、しっかりと対策を行いましょう。また、解きやすい問題が多いため、他の受験生との得点差が開きづらく、些細なミスが後々に大きく響きます。確認、検算を行うことはもちろん、そもそもケアレスミスを減らせるよう基礎力を高めましょう。論証問題では完答することができずとも、部分点を獲得するために粘り強い姿勢で取り組むことが大切です。ここで注意しなければならないことは、東北大学の数学の採点はとにかく厳しいことが特徴です。少しでも説明が足りないと判断されれば減点対象となります。平成16年度の入試では区分求積法の一幕でlogの連続性の説明として「連続」の一単語が書かれていないことを理由に減点された例もあります。そのため解答作成能力が問われる問題となっています。精度向上に努めるなどして論述対策を行いましょう。しっかりと過去問などを用いて対策を行いましょう。また、出題範囲がやや幅広いため、苦手分野を放置しておくことが命取りになるため注意が必要です。早い時期から標準レベルの問題を演習し、実践的なレベルの問題に取り組むことや、解答作成の練習をすることが高得点に繋がるでしょう。

英語の入試問題傾向

英語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式・論述方式 長文読解
第2問 記述方式・論述方式 長文読解
第3問 記述方式・論述方式 長文読解
第4問 記述方式・論述方式 和文英訳

英語の出題分析

大問4問構成です。東北大学の英語は記述力を問われる問題を中心に出題されます。近年は出題傾向に変化があり、この大問構成も変わる可能性があるため注意しましょう。大問1~2の長文読解問題は評論文を中心に出題されます。ここで出題される評論文は合計で2,000語を超えるほど非常に文章量が多いことが特徴です。そのため、タイムマネジメントが非常に重要となります。過去問などを利用して本番での時間感覚を覚えることが大切です。論説文を読む際には、国語と同様に筆者の主張や主題、文章そのものの構成などを把握し、文章中に散りばめられた様々な要素から重要な事を適切に見抜き、それらを論理的に理解することで全体の要旨を捉えることが重要です。また、専門的な用語が登場することがあるため、頻出単語についての対策は必須です。大問3では対話文型の長文読解問題が出題されます。対話文の文章中に空欄があり、それを補充しながら解き進めていくという形式が採られています。この大問のメインは80語の字数制限の下、その問題のトピックに対しての意見について述べるという問題が出題されます。語彙などの知識はもちろんのこと、自分の意見や考えを論理的に英語を用いて文章に起こせるよう、単語、文法を重点的に学習するなどして作文対策を行いましょう。自分では気づけない癖などを直すためにも添削指導などを受けることも大切です。字数制限付きの自由英作文であるため、非常に難易度が高いです。加えて対話文そのものの内容が難解であることが多いため、適切な語を補充することができたとしても、そこから作文に移ることは非常に困難と言えるでしょう。大問4の和文英訳問題は、大問3と同様に文章の空欄補充をしながら解いていく形式が採られています。また、元の日本語文に訳しにくい言い回しが見られるため、日英ともに語彙力を増やすようにしましょう。そのため、単語力、文法力の基礎を徹底的に固める方向に学習を進めていきましょう。東北大学の試験の特徴として、国語でも述べた通り「本文からの忠実な読解」という考え方があるため、英訳の際には日本語の本文に即した文章にしなければなりません。東北大学の英語は総合的に非常に高いレベルで読解力や表現力などの総合的な英語力を問われる試験となっています。傾向がやや不安定なため、数年分の過去問を演習することで、今までの東北大学の出題傾向に慣れておきましょう。

東北大学対策講座はこちら

すでに会員の方は受講生マイページからご購入ください。