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国公立大受験対策コース

一橋大学 法学部

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一橋大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、一橋大学 法学部の2024年度までの出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。

一橋大学 法学部の入試概要

一橋大学 法学部の入試概要

入試方式 教科 試験時間 配点 出題範囲
個別学力テスト 国語 100分 120点 国語総合
外国語 120分 280点 英語
地理・歴史 120分 170点 地理探究・日本史探究・世界史探究
数学 120分 180点 数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B

国語の入試問題傾向

国語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 現代文
第2問 記述方式 現代文
第3問 記述方式 古文

国語の出題分析

現代文、古文からなるオーソドックスな大問構成です。一橋大学の国語は論説文が頻出傾向にあります。論説文を解く際に要旨を捉えることが大切です。筆者の主張や話の主題を把握しながら、重要な要素を文章中に散りばめられた様々な要素から適切に見抜き、それらを論理的にまとめる力が必要不可欠です。論説文には専門的な単語などが登場することもあるため、日常的に論説文などに触れておくことも大切です。また、論述問題を中心に出題されます。20~50字ほどの字数制限のある問題が多いため、論述対策の際には文章構成力はもちろんのこと、要約能力を上げることを意識しながら学習を進めましょう。古文は傾向が一定ではなく変則的なため、過去問を演習することで幅広く学習しておきましょう。一橋大学の国語は比較的標準的な難易度となっているため、しっかりと学習、対策を行っておくことで確実に得点を増やしておきましょう。例年、全体としては出題形式や傾向にあまり変化がありません。そのため、過去問を繰り返し練習することで一橋大学の国語の出題形式に慣れておきましょう。

数学の入試問題傾向

数学の出題傾向と対策

     
大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 整数
第2問 記述方式 微分・積分
第3問 記述方式 式と証明
第4問 記述方式 ベクトル
第5問 記述方式 確率

数学の出題分析

大問5問構成です。「微分積分、ベクトル、数列、確率」が頻出単元となっています。一橋大学の数学は文系最上位の難易度であり、基礎力と応用力の高さが重要です。非常にハイレベルな思考力、数学力を要します。そのため120分の試験時間であっても時間が足りないほどです。全体を通じて小問誘導が少ないため、自ら問題の方向や意図を考えて決定するため、己の実力が浮き彫りにされます。そのため、基礎を徹底的に固めてから過去問を繰り返し行い、典型問題を完璧にこなしていきましょう。また、均一な時間配分よりも、解ける問題から優先的に解答することが得策と言えるでしょう。しかし苦手分野を放置しておくことが命取りになるため注意が必要です。早い時期に標準レベルの問題は網羅し、より実践的なレベルの問題に取り組むことで高得点が狙えるでしょう。数学のウェイトが重いため、重点的に取り組みたい科目です。

英語の入試問題傾向

英語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 長文読解
第2問 記述方式 長文読解
第3問 記述方式 自由英作文
第4問 記述方式 リスニング

英語の出題分析

大問4問構成です。一橋大学の英語は出題の傾向、出題形式が安定しないという特徴があります。そのため、この変則さに対応するには早い時期に英語の基礎を確実に固めましょう。しかし、教科書の内容だけでは当然対応しきれないため、より実践的な内容を学習するなどして対策を行いましょう。長文読解問題は論説文が頻出傾向にあり、一般的な英単語の他に専門的、学術的な英単語もカバーしておく必要があります。そのため、単語力、文法力を徹底的に固める方向に学習を進めていきましょう。また、内容説明問題が多く、字数制限のある問題が登場します。本文の文章量こそ特段多いわけではないですが、設問が多いため、必然的に高い読解力と速読力を要します。リスニングは問題は比較的標準的なレベルといえます。しかし通常のリスニング対策では対応しきれず、また大問5題にあるため集中力を温存しておかなければならないため、解答の難易度は高いといえるでしょう。自由英作文については60~80語ほどの作文を書く形式が定着しています。語彙などの知識はもちろんのこと、自分の意見、考えを論理的に英語を用いて文章に起こせるようにする必要があります。自分では気づけない癖などを直すためにも添削指導などを受けることも大切です。一橋大学の英語には特有の難解さがあります。そのため過去問を繰り返し学習することで慣れをつくっておくことが大切です。この慣れの差が得点の差に繋がります。なお2025年度入試からはリスニングが廃止される予定です。

地理の入試問題傾向

地理の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 農業
第2問 記述方式 産業
第3問 記述方式 交通・観光

地理の出題分析

大問3題構成です。一橋大学の地理の難易度は非常に高いという特徴があります。論述式の問題が大半を占めています。100~150字ほどの論述問題が出題されます。適切な文章量に落とし込めるようにすることはもちろん、問われている事への知識も必要となります。しかし、ここで求められている知識というのは、単に用語などではなく、覚えた知識を地理的思考に落とし込むことが必要となります。そのためには、様々な事柄や歴史、因果関係などと結びつけて覚え、物事を論理的に捉えることで、暗記を理解に変化させることが大切です。出題されるテーマの傾向として農業分野が挙げられますが、その他の幅広い分野からの出題も見受けられます。そのため、地理の全範囲の基礎的な知識を覚え、未学習領域をなくすところから始めましょう。

世界史の入試問題傾向

世界史の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 中世
第2問 記述方式 古代
第3問 記述方式 近現代・現代

世界史の出題分析

大問3題構成です。古代から現代まで満遍なく出題される傾向にあります。そのため、通史理解が非常に重要となります。世界史の全範囲の未学習領域をなくすところから始めましょう。また、地理と同様に用語などをそのまま覚えるのではなく、様々な事柄や歴史、因果関係などと結びつけて覚え、物事を論理的に捉えることで、用語への理解を深めましょう。論述問題が頻出となっています。表現力を鍛えるためにも日頃から論述対策をしっかりと行いましょう。全体を通じて非常に難易度が高く、一筋縄ではいきません。一橋大学特化の対策が必要となります。

日本史の入試問題傾向

日本史の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 論述式 中世
第2問 論述式 中世
第3問 論述式 近代・近世
第4問 論述式 近代

日本史の出題分析

論述問題のみで構成されており、400字ほどの論述問題が3問出題され、計1200字の論述を行わなければなりません。自身がもつ知識の中から適切な情報を素早く選択し文章にまとめる練習をしましょう。教科書の内容を網羅して基礎を確実に固め、当時の経済、外交、文化などのより深い領域の知識を蓄えることが効果的といえます。様々な事柄や歴史、因果関係などと結びつけて覚え、出来事や時代の流れを論理的に捉えることで、通史理解が捗ります。一橋大学は日本史も非常に難易度が高いため、一橋大学特化の対策が必要となります。

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