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国公立大医学部受験対策コース
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名古屋大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、名古屋大学の2024年度までの出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。
区分 | 教科 | 試験時間 | 配点 | 出題範囲 | 前期日程個別学力テスト |
---|---|---|---|---|
国語 | 45分 | 150点 | 国語総合・現代文B(古文・漢文を除く) | |
数学 | 150分 | 500点 | 数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B | |
理科 | 150分 | 500点 | 物基・物、化基・化、生基・生から2科目選択 | |
外国語 | 105分 | 500点 | コミュ英Ⅰ・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ | |
その他 | 面接 | – | – | 後期日程で実施 |
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 記述方式・選択方式 | 長文読解:現代文 |
大問1問のみで問題文そのものは易しい文章ですが、記述問題が合計300字を超える年もあります。国語が苦手という人でも、適切な日本語での説明力をつけられるように、長文対策問題集などで学習するとよいでしょう。長文内の漢字読み書きも10題前後出題されます。漢字については教科書レベルの範囲ですので手を抜くことなく学習しましょう。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 記述方式 | 整数の性質 |
第2問 | 記述方式 | 場合の数・確率 |
第3問 | 記述方式 | 数列、微分積分 |
第4問 | 記述方式 | 関数 |
第5問 | 記述方式 | 複素数平面 |
特徴として典型的な問題は少なく、目新しい独自設定の設問が中心です。また計算力よりも論証力を求められる問題が多い傾向です。数学Ⅲからの出題率が高いため、教科書範囲を授業よりも早く学習した上で過去問を多く解いて慣れていくようにしましょう。数学の入試では問題とあわせて公式集が配布されますが、設問に当てはまる式を探す時間を考慮すると、前もって一つでも多く頭に入れておけば時間短縮になります。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 記述方式 | 長文読解 |
第2問 | 記述方式 | 長文読解 |
第3問 | 記述方式・選択方式 | 会話文 |
第3問 | 記述方式・選択方式 | 英作文 |
設問形式が多岐に渡るところが特徴で、試験時間に対して問題量が多いです。600字超の長文読解ではしっかりと要旨を把握し、その後の内容一致や整序問題に対応する必要があります。大問4では、図表やグラフを読み取って英語で説明させるといった難問も出ています。どの大問にも共通していることは高い語彙力を必要とするところなので、語彙力と速読力を強化することで対策してください。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 選択式、記述式、論述式 | 理論化学:平衡と溶解度、熱エネルギー |
第2問 | 選択式、記述式、論述式 | 無機化学:気圧計算・結晶構造 |
第3問 | 選択式、記述式、論述式 | 有機化学:構造決定 |
第4問 | 選択式、記述式、論述式 | 高分子:油脂 |
例年難問は少ない傾向ですので教科書を丁寧に読み返し、余裕があればコラムまで頭に入れるように心がけましょう。最後に出題される難問を制限時間内に解けるかよりも、まずはそれ以外の比率が高い平均的問題をミスせずに解き進められることを目標に学習してください。理論計算や論述問題については頻出問題のなかで配点が高いため、問題集で対策すると良いでしょう。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 選択式、記述式、論述式 | 遺伝情報 |
第2問 | 選択式、記述式、論述式 | 動物・植物の反応 |
第3問 | 選択式、記述式、論述式 | 生殖・発生、代謝 |
グラフの読み取り論述問題等がよく出るため、論述と計算どちらも分量が多く、選択理科の中では難易度が高いようです。点差の決め手である論述については繰り返し納得がいくまでトレーニングをしましょう。23年度は、前年にノーベル賞を受賞した「古代DNAの解析」や「GFP遺伝子」から出題されたため、最新研究にも関心を持ち理解分析する習慣をつける必要があります。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 記述方式 | 力学 |
第2問 | 記述方式 | 電磁気 |
第3問 | 記述方式 | 熱力学または波動 |
例年力学と電磁気から出題され、あとは波動と熱力学から交互に出題されています。原子は比較的出題されていません。一見難しそうな融合問題がありますが、日頃の基礎学習をしっかり行ってさえいればそこまで難しいと感じることはないでしょう。計算過程で部分点を取れる数式問題もありますが、記号問題も多く出題されるため、頻出分野のなかで弱点があれば克服できるように学習を重ねてください。
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