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国公立大医学部受験対策コース

千葉大学

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千葉大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、千葉大学の2024年度までの出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。

千葉大学 入試概要

千葉大学の入試概要

区分 教科 試験時間 配点 出題範囲
個別学力テスト
数学 120分 300点 数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B
外国語 80分 300点 【前期日程】コミュ英Ⅰ・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ【後期日程】コミュ英Ⅰ・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ
理科 100分 300点 物基・物、化基・化、生基・生から2科目選択
その他 面接

数学の入試問題傾向

数学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 確率
第2問 記述方式 ベクトル
第3問 記述方式 方程式の整数解、数列
第4問 記述方式 積分で表わされた数列
第5問 記述方式 関数の増減

数学の出題分析

特に前半は医学部の数学としては易しい~やや難しいレベルですが、すべて記述解答になるため、ケアレスミスやタイムロスをおこさず解き進めることが大切です。年度によって医学部専用問題が出ることがあり、高い計算力が求められます。難関大学の計算問題集を解いて対策しましょう。また頻出分野のなかで難易度が高いのは確率と微分積分で、こちらも問題集等で強化学習する必要があります。

英語の入試問題傾向

英語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 英文和訳
第2問 記述方式 長文読解
第3問 記述方式・選択方式 英作文(書き換え・穴埋め)

英語の出題分析

例年長文は標準レベルで読みやすい傾向ですが、年度によっては問題文がすべて英語というパターンもあるので必ず過去問を確認しましょう。英作文は言い換えと穴埋め問題が頻出で、さほど難しくないものの設問数は少なくないため、油断せずに時間配分を意識して解答できるよう演習問題に取り組みましょう。教科書レベルの語彙力をおさえた上で、長文を素早く読み進める力があれば、高得点を狙える可能性があります。

化学の入試問題傾向

化学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 理論化学:気体、コロイド粒子、透析、浸透圧
第2問 記述方式 無機化学:炭素、硫黄
第3問 記述方式 有機化学:アルケン、フェノールの合成とその誘導体、芳香族
第4問 記述方式 高分子:油脂

化学の出題分析

全体的な難易度としてはさほど高くないものの、論述問題や導出の過程を記述させる計算問題等、解答に時間のかかる問題が毎年いくつか出題されます。加えて設問数が多いため、まずは短時間で解けそうな問題を解答し一巡するようにしましょう。頻出分野は固定傾向であると言われていましたが、高分子など年度によってはまったく出題されない単元もあります。

生物の入試問題傾向

生物の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 選択式、記述式、論述式 DNA、コドン
第2問 選択式、記述式、論述式 ウニの受精と初期発生
第3問 選択式、記述式、論述式 ABO血液型

生物の出題分析

遺伝情報、生殖・発生といった医学部らしい分野が頻出です。しかし分野融合問題もあり、年によっては頻出でない植物分野等から出ることもあるため、偏りなく学習することが必要です。ここ数年の傾向として記述問題が増加しており、2023年度は合計800字の論述問題がありました。難問が少ないからといって対策をおろそかにせず、過去問を参考に、用語や現象について記述説明の練習をしましょう。

物理の入試問題傾向

物理の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 力学・波動
第2問 記述方式 電磁気
第3問 記述方式 熱力学・原子

物理の出題分析

千葉大学の理科のなかでは一番難易度が高く、計算力や思考力のとわれる問題が多くあります。とくに後半になるにつれて暗記だけでは対応できない難問が増える傾向です。一見オーソドックスな解法でとけそうな問題も、計算式が難しくなっていることがあり、化学か生物で時間をかせいでおくことが重要です。グラフ描画や一時近似が必要な問題が出るときもあるため、よく対策しましょう。

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