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関西学院大学 総合政策学部

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関西学院大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、関西学院大学 総合政策学部の2024年度までの出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。

関西学院大学 総合政策学部の入試概要

関西学院大学 総合政策学部の入試概要

入試方式 教科 試験時間 配点 出題範囲
全学部入試 外国語 90分 200点 コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・ 英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ
国語 75分 200点 国語総合・現代文B・古典B(漢文を除く)
数学、地理歴史
から一教科選択
60分 150点 数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B
【地理B】【世界史B】【日本史B】から一科目選択
学部別入試
【傾斜配点型】
外国語 90分 300点 コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・ 英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ
国語 75分 100点 国語総合・現代文B・古典B(漢文を除く)
数学、地理歴史
から一教科選択
60分 200点 数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B
【地理B】【世界史B】【日本史B】から一科目選択
学部別入試
【均等配点型】
外国語 90分 200点 コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・ 英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ
国語 75分 200点 国語総合・現代文B・古典B(漢文を除く)
数学、地理歴史
から一教科選択
60分 200点 数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B
【世界史B】【日本史B】 から一科目選択
英数日程 外国語 90分 200点 コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・コミュニケーション英語Ⅲ・ 英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ
数学 90分 200点 数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B

国語の入試問題傾向

国語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問  全学部入試:マークシート方式
 学部別入試:マークシート方式・論述方式
現代文
第2問 古文

国語の出題分析

大問数は2つで、現代文と古文から構成されており、標準的な難易度となっています。大問1の現代文では例年、評論文からの出題が続いており、また文章量が4000字ほどと関関同立の他大学と比べると短めとなっています。そして本文そのものも難解なものではないため、十分に対応可能といえます。しかしながら、関西学院大学の現代文では、幅広いジャンルから出題されているため、それらへの見識が不足していた場合、読解の難易度が大きく上がります。そのため現代文キーワード読解などを用いて、理解度や知識量を高めていくことが非常に重要です。関西学院大学の現代文では、読解に重きを置いており、文章の趣旨をいかに正確に読み取れるかということが問われます。筆者の主張や主題、文章そのものの構成などを素早く把握し、文章中の様々な要素から重要な要素を適切に見抜き、それらを論理的に理解することが重要となります。また、漢字や語句の意味、文学史の知識などを問われる設問も用意されているため注意しましょう。関西学院大学の古文でも同様に幅広い年代、ジャンルから出題されています。単語や文法問題から、読解問題まで用意されており、幅広く古文への知識を問われるものとなっています。そのため基礎知識の完成度が重要となります。安定して基礎知識をアウトプットできるようになるまで、繰り返し演習を積むことが大切です。関西学院大学の国語では、読解を中心に国語の総合的な能力が問われる試験となっています。また、関西学院大学の国語は例年、出題形式や傾向にあまり変化がありません。そのため、過去問を繰り返し演習することが非常に重要となります。

数学の入試問題傾向

数学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 二次関数・確率
第2問 記述方式 図形と方程式・数列
第3問 記述方式 微分積分

数学の出題分析

大問3題構成です。「微分積分、数列、ベクトル」が頻出単元となっています。満遍なく幅広い範囲から出題されており、特に微分積分はほぼ毎年出題されています。一つでも苦手分野を放置しておくと、それが命取りになるため注意が必要です。関西学院大学の文系数学では、標準レベルの問題を中心に出題されています。他の受験生との得点差が開きづらく、些細なミスが後々に大きく響きます。確認、検算を行うことはもちろん、そもそもケアレスミスを減らせるよう基礎力を高めることが大切です。大問1~2が空欄補充式となっており、部分点などは期待できないため確実に解答したい設問となります。大問3では記述式となっており、恐らく微積分が出題されるため計算量が非常に多くなることが予想されます。関西学院大学の文系数学では、計算力と応用力に重きを置いており、解法や公式の適切な運用とそれらをこなすことのできる着実な計算力が問われます。そのため基礎の完成度が重要となります。そのため、定義や用語、定理、公式をしっかりと暗記しておくことが大切です。標準問題を確実に解答できるよう基礎を固め、計算力を上げることをメインに学習を進めて、それを基に応用力をつくっていきましょう。

英語の入試問題傾向

英語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問  全学部入試:マークシート方式
 学部別入試:マークシート方式・論述方式
読解総合
第2問 マークシート方式 読解総合
第3問 マークシート方式 読解総合
第4問 マークシート方式 文法・語法
第5問  全学部入試:マークシート方式
 学部別入試:マークシート方式・論述方式
      文法・語法
      文法・語法・英作文
第6問 マークシート方式 会話文

英語の出題分析

大問6問構成です。問題そのものの難易度は標準的なものが多い傾向にありますが、90分間の試験時間の中で解くことを考慮すると、総合的な難易度はやや高い傾向にあります。そのため過去問などを利用して本番での時間感覚を覚えることが大切です。大問1~3は読解問題です。大問1は650~700語ほど、大問2~3は300~400語ほどと、文章量に関しては関関同立の他大学と比べると短めとなっています。論説文を読む際には、筆者の主張や主題、文章の構成、構造などを素早く把握し、文章中に散りばめられた様々な要素から重要なものを適切に見抜き、それらを論理的に理解することで全体の要旨を捉えることが重要です。これらの流れを一度でできるよう、日頃から精読練習を行い対策しましょう。また、関西学院大学の読解問題では読解力だけではなく、文法・語法や構文の知識を問うような設問が用意されています。知識系の設問を素早く処理し、内容合致問題などに多くの時間を回しましょう。大問4~5は文法問題がメインとなります。なお、学部別入試では、英作文も出題されます。大問4では短文の空所補充問題が出題されており、基本~標準問題が多く、得点源となるため非常に重要な大問となっています。大問5では文章整序問題、または、英作文も一緒に出題されます。文章整序問題では標準的な問題が多いですが、問題の流れを見誤ると連鎖的に他の設問も不正解となってしまうため、文脈から適切な単語を推測するために文法力、読解力が非常に重要となります。英作文の難易度はそれほど高くなく、短文の英作文がメインとなっています。文章整序問題に対応することのできる文法力を持ち合わせていれば、特別な対策を施すことなく、対応可能と言えるでしょう。大問6では会話文問題が出題されます。文法的知識はもちろん、文脈を読み解く力が重要となります。しっかりと会話文特有の表現法について対策しておきましょう。関西学院大学の英語は、単語、熟語、文法、読解といった総合的な英語力を問う試験となっています。

地理の入試問題傾向

地理の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 世界地誌
第2問 マークシート方式 世界地誌
第3問 マークシート方式 産業
第4問 マークシート方式 地形図
第5問 マークシート方式 都市・人口

地理の出題分析

全問マークシート方式の大問5題構成です。系統地理が2題、地誌分野が3題という大問構成が定着しつつあります。難易度は標準的なものとなっています。大問1~2は世界地誌の分野から出題されます。地図問題で、自然環境や農業、資源などについて問われます。大問3は産業から出題されます。貿易額や各産業の統計の判定などを問われます。大問4は世界地図、地形図の分野から出題されます。世界地誌では、気候や文化、主教などについて、地形図では標高差や用語、時差などについて問われます。大問5は都市、人口の分野から出題されます。人口推移や都市部の特徴などについて問われます。関西学院大学の地理では、正誤問題や統計問題などの知識系問題が中心に出題される傾向があります。そして問われる知識のレベルが高く、細かなことを問われます。そのため、資料集や地図帳などを活用し、統計の特徴や地名などをしっかりと理解する必要があります。歴史や地形、統計データなどから関連するもの結びつけて覚え、物事を論理的に捉えることで、暗記を理解に変化させることが大切です。また、地理の全範囲の基礎的な知識を覚え、未学習領域をなくすこと、苦手な分野を可視化することの二つを行い、早期からしっかりと対策を講じることが重要です。

世界史の入試問題傾向

世界史の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 欧州史
第2問 マークシート方式 欧州史
第3問 マークシート方式 アジア史
第4問 マークシート方式 アジア史
第5問 マークシート方式 欧州史

世界史の出題分析

全問マークシート方式の大問5題構成です。古代から近現代までの幅広い範囲かつ、欧州史、アジア史の大問構成が定番となっています。そのため未学習領域をなくすこと、苦手な分野を可視化することの二つを行うことが重要です。難易度は標準問題が多いですが、やや発展的な問題も出題されています。関西学院大学は近年、アジア史が多い傾向にあるため、しっかりと対策しましょう。しかし令和6年度の試験では、欧州史の出題の割合が高まりました。そのため今後、出題傾向が変化の可能性があるため、注意が必要です。大問1~2は欧州史からの出題で、文化史、経済史、政治史について問われます。大問3~4はアジア史からの出題で、国史や経済史について問われます。大問5は欧州史またはアジア史からの出題で、近現代の世界情勢について問われます。関西学院大学の世界史では、正誤問題や空欄補充問題を中心に出題されています。そして問われる知識のレベルが高く、細かなことを問われます。そのため、地理と同様に用語などをそのまま覚えるのではなく、様々な事件や歴史、因果関係などを結びつけて覚え、物事を論理的に捉えることで、用語への理解を深めましょう。

日本史の入試問題傾向

日本史の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 古代~戦後
第2問 マークシート方式 古代・近代
第3問 マークシート方式 近世・近代
第4問 マークシート方式 近代・戦後

日本史の出題分析

全問マークシート方式の大問4題構成です。古代から近現代までの幅広い範囲から出題されています。政治史からの出題が多い傾向にあります。そのため未学習領域をなくすこと、苦手な分野を可視化することの二つを行うことが重要です。難易度は標準問題が多いですが、やや発展的な問題も出題されています。大問1は古代から戦後までの出題で、総合的な通史理解について問われます。大問2は古代、近代からの出題で、経済史、政治史について問われます。大問3は近世~近代からの出題で、政治、外交について問われます。大問4は近代~戦後からの出題で、外交、文化について問われます。関西学院大学の日本史では、出題形式は文章正誤問題、史料問題などを中心に出題されています。用語理解、通史理解が非常に重要であり、基礎の完成度がものを言います。また、地理と同様に用語などをそのまま覚えるのではなく、教科書の内容を網羅して基礎を確実に固め、資料集などを併用し実践的な内容の演習を積むことで、様々な事柄や歴史、因果関係などと結びつけて覚え、出来事や時代の流れを論理的に捉え、経済、外交、文化などのより深い領域の知識を蓄えることが効果的といえます。

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