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学習院大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、学習院大学理学部の出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。
区分 | 教科 | 試験時間 | 配点 | 出題範囲 |
---|---|---|---|---|
コア試験 | 数学 | 90分 | 150点 | 「数学Ⅰ+数学Ⅱ+数学Ⅲ+数学A(場合の数と確率、整数の性質、図形の性質)+数学B(数列、ベクトル)」 |
英語 | 90分 | 150点 | 「コミュニケーション英語Ⅰ+コミュニケーション英語Ⅱ+コミュニケーション英語Ⅲ+英語表現Ⅰ+英語表現Ⅱ」 | |
理科 | 90分 | 150点 | 物理学科:「物理基礎+物理」 | |
化学科:「物理基礎+物理」、「化学基礎+化学」 の2科目のうち1科目選択。 |
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数学科、生命科学科:「物理基礎+物理」、「化学基礎+化学」、「生物基礎+生物」 の3科目のうち1科目選択。 |
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プラス試験 | 数学 | 90分 | 150点 | 「数学Ⅰ+数学Ⅱ+数学Ⅲ+数学A(場合の数と確率、整数の性質、図形の性質)+数学B(数列、ベクトル)」 | 英語 | 90分 | 150点 | 「コミュニケーション英語Ⅰ+コミュニケーション英語Ⅱ+コミュニケーション英語Ⅲ+英語表現Ⅰ+英語表現Ⅱ」 |
理科 | 90分 | 150点 | 物理学科:「物理基礎+物理」 | |
生命科学科:「物理基礎+物理」、「化学基礎+化学」、「生物基礎+生物」 の3科目のうち1科目選択。 |
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 記述方式 | 微分積分・確率・証明問題が頻出 |
第2問 | 記述方式 | 第1問と同様 |
第3問 | 記述方式 | 第1問と同様 |
第4問 | 記述方式 | 第1問と同様 |
大問4題構成で、すべて記述方式です。微分積分(数Ⅲも含む)、極限が頻出です。次いで複素数平面、確率、整数も出題されます。頻出範囲は偏りがあり、微分積分から2題以上出題されることもあります。1つの大問に2~3問の小問がついている問題では、前半の小問が後半の小問の誘導となっている場合が多いです。解答のみを答える問題と解答過程を答える問題がそれぞれ半分程度出題されます。標準的な設問が多いため、分野ごとに費やす時間を決めておくのが重要といえます。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | マークシート・記述方式 | 長文読解 |
第2問 | マークシート・記述方式 | 長文読解 |
第3問 | マークシート方式 | 長文読解 |
第4問 | マークシート方式 | 文法・語法 |
第5問 | マークシート方式 | 誤り指摘 |
第6問 | マークシート方式 | 会話問題 |
第7問 | マークシート・記述方式 | 英作文 |
前半に長文読解が3題、後半は文法・語法問題と英作文の構成となっています。読解問題は、大問1・2では500~600語程度、大問3では300語程度の文章が出題されます。大問1・2では、記述式の下線部和訳や抜き出し・書きかえが出題されます。大問3~6はすべてマークシート方式で、単語・文法の基礎的な知識が問われます。大問7の英作文では、書き出し・書き終わりが指定されるものや、空欄補充形式のものが出題されるため、同意文を複数の表現で書けるようにしておきましょう。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 記述方式 | 力学 |
第2問 | 記述方式 | 電磁気 |
第3問 | 記述方式 | 波動または熱力学 |
大問3題構成で、すべて記述方式です。力学では、放物運動・円運動・斜面をすべる物体の運動などが出題されます。難易度は基礎~標準ですが、計算量が多い可能性があるため、計算式を解答欄にまとめる練習をしておきましょう。電磁気では、誘導起電力・平行板コンデンサーやコイルを含む回路が頻出です。標準レベルの問題集で対応できますが、論述問題やグラフ描画問題といった特徴的な問題も出題されるため、傾向をつかんでおきましょう。波動ではドップラー効果、熱力学では気体の状態変化・熱機関の出題が多くなっています。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 記述方式 | 理論・無機化学 |
第2問 | 記述方式 | 理論化学 |
第3問 | 記述方式 | 有機化学 |
大問3題構成で、すべて記述方式です。単答問題に加え、実験内容に関する短文記述が出題されます。理論は、他分野に比べるとやや出題量が多く、論述問題や計算問題が出題されます。無機は、反応式を書かせる問題が頻出のため、確実に覚えておきましょう。有機では、構造決定や実験に関する考察問題が出題されます。解答時間が90分とやや余裕があるため、知識問題を短時間で解き、論述問題や構造決定に時間をかけたいところです。共通試験レベルの知識がほとんどのため、教科書をまんべんなく学習し、一つひとつの知識を確実に身に付けておきましょう。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | マークシート・記述方式 | 遺伝子・代謝が頻出 |
第2問 | マークシート・記述方式 | 第1問と同様 |
第3問 | マークシート・記述方式 | 第1問と同様 |
大問3題構成です。空所補充・論述・選択問題のほか、描画・計算問題などバリエーション豊かな出題が特徴です。遺伝子・代謝が頻出ですが、細胞や生殖、発生などとの複合問題として出題されることもあります。空所補充や単答問題などの知識問題と、描画や計算などの応用問題が混在しているため、知識問題を早めにに解き、応用問題に時間をかけられるようにしましょう。応用問題は教科書のみでは対応が難しい問題もあるため、早期に過去問演習に取り組みましょう。
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