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学習院大学 文学部

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学習院大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、学習院大学文学部の出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。

学習院大学 文学部の概要

学習院大学 文学部の入試概要

区分 教科 試験時間 配点 出題範囲
コア試験 外国語 90分 150点 「コミュニケーション英語Ⅰ+コミュニケーション英語Ⅱ+コミュニケーション英語Ⅲ+英語表現Ⅰ+英語表現Ⅱ」、「ドイツ語」、「フランス語」の3科目のうち1科目選択。
※フランス語のみディクテーション(書き取り)を含む。
国語 90分 150点 「国語総合+現代文B+古典B」
地理歴史
公民
数学
90分 100点 「日本史B」、「世界史B」、「地理B」、「政治・経済」、「数学Ⅰ+数学Ⅱ+数学A(場合の数と確率、整数の性質、図形の性質)+数学B(数列、ベクトル)」の5科目のうち1科目選択。
プラス試験 数学 90分 150点 「数学Ⅰ+数学Ⅱ+数学Ⅲ+数学A(場合の数と確率、整数の性質、図形の性質)+数学B(数列、ベクトル)」
英語 90分 150点 「コミュニケーション英語Ⅰ+コミュニケーション英語Ⅱ+コミュニケーション英語Ⅲ+英語表現Ⅰ+英語表現Ⅱ」
理科 90分 100点 「物理基礎+物理」、「化学基礎+化学」、「生物基礎+生物」
の3科目のうち1科目選択。

英語の入試問題傾向

英語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート・記述方式 長文読解
第2問 マークシート・記述方式 長文読解
第3問 マークシート方式 長文読解
第4問 マークシート方式 文法・語法
第5問 マークシート方式 誤り指摘
第6問 マークシート方式 会話問題
第7問 マークシート・記述方式 英作文

英語の出題分析

前半に長文読解が3題、後半は文法・語法問題と英作文の構成となっています。読解問題は、大問1・2では500~600語程度、大問3では300語程度の文章が出題されます。大問1・2では、記述式の下線部和訳や抜き出し・書きかえが出題されます。大問3~6はすべてマークシート方式で、単語・文法の基礎的な知識が問われます。大問7の英作文では、書き出し・書き終わりが指定されるものや、空欄補充形式のものが出題されるため、同意文を複数の表現で書けるようにしておきましょう。

国語の入試問題傾向

国語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 漢字の書き取り
第2問 マークシート・記述方式 現代文(評論)
第3問 マークシート・記述方式 現代文(評論)
第4問 マークシート・記述方式 古文
第5問 マークシート・記述方式 漢文

国語の出題分析

現代文2題、古文1題、漢文1題の構成となっています。現代文は2題合わせて4500~6000字程度であり、私大上位校としては標準的な難易度です。記述方式では、空所補充の抜き出し記述と短い説明記述が出題されます。どちらも10字前後の文字指定があります。古文は、文学史が例年必ず出題され、古典常識も頻出です。漢文では、返り点記入が例年出題されていましたが、2021、2022は出題がなく、代わりに書き下し判別が出題されました。出題形式の変化に注意し、幅広く学習しておきましょう。

世界史の入試問題傾向

世界史の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 古代~現代を中心に幅広く出題
第2問 マークシート方式 第1問と同様
第3問 記述方式 第1問と同様
第4問 記述方式 第1問と同様
第5問 論述方式 第1問と同様

世界史の出題分析

大問5題構成で、小問が60問程度出題されます。出題範囲は、古代~現代からまんべんなく出題されるため、他の私大入試よりも細かい知識が要求されます。西洋史は西ヨーロッパ、東洋史は中国史が頻出ですが、2016年以降は中国史の代わりに東南アジア史や中央アジア史が出題されました。分野別では政治史が中心ですが、社会・文化史まで含め総合的に出題されています。また、例年200字の論述問題が2題出題されます。普段から記述・論述の対策を行い、用語は漢字も含めて正確に書けるようにしましょう。

日本史の入試問題傾向

日本史の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート方式 選択問題
第2問 マークシート方式 選択問題
第3問 マークシート方式 選択問題
第4問 記述方式 空所補充・下線部問題
第5問 論述方式 行数指定論述問題

日本史の出題分析

大問5問構成で、選択式が3問、記述と論述がそれぞれ1問となっています。大問1~3は、リード文の空欄に当てはまる語句を、5つの選択肢の中から適切に選ぶ形式です。範囲は原始~近現代までまんべんなく出題され、大半は教科書をしっかり学習すれば解ける問題となります。難問も出題されますが、標準的な難易度の問題を確実に正答すれば十分合格点に達する試験といえます。大問5の論述問題は、「7行で説明しなさい」という行数指定があり、字数にすると200~300字のボリュームがあります。5W1Hに注目し、問われているポイントを過不足なくまとめる力を養いましょう。

地理の入試問題傾向

地理の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート・記述・論述方式 全範囲から幅広く出題・環境問題が頻出
第2問 マークシート・記述・論述方式 第1問と同様
第3問 マークシート・記述・論述方式 第1問と同様
第4問 マークシート・記述・論述方式 第1問と同様
第5問 マークシート・記述・論述方式 第1問と同様
第6問 マークシート・記述・論述方式 第1問と同様

地理の出題分析

90分に対して大問6問のため、大問1問にかけられる時間は12~15分と短くなっています。出題テーマは多岐に渡り、自然環境、農牧業・鉱工業などの産業、村落と都市、民族・宗教、世界地誌などが出題されます。環境問題は時事と絡めて出題されることが多いため、話題のニュースを地理と関連付けて捉えるようにしましょう。また、論述問題は毎年必出となっています。地理的現象やその要因を説明する問題が頻出です。問われているポイントを理解し、50~200字以内でキーワードを盛り込みながらまとめる練習を行いましょう。

政治・経済の入試問題傾向

政治・経済の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート・記述方式 全範囲から幅広く出題
第2問 マークシート・記述方式 第1問と同様
第3問 マークシート・記述方式 第1問と同様
第4問 マークシート・記述方式 第1問と同様

政治・経済の出題分析

大問4題構成で、選択問題と記述方式の空所補充が中心となります。近年では政治分野・経済分野ともに、基本概念の理解と現代の課題に関連した問題が頻出です。政治分野では行政改革や環境問題など、一部教科書を超えた範囲が出題されます。経済分野では社会保障に関して細かい知識が必要な設問もありますが、基本的な用語の理解を問うものがほとんどです。全体としては、資料集を活用した学習が必要になるため、難易度は高いといえます。資料集では、重要な統計データの流れを10年分ほどつかんでおきましょう。時事問題に関しては、入試対策に詳しい第三者にピックアップしてもらうのも効果的といえます。

数学の入試問題傾向

数学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 微分積分・確率が頻出
第2問 記述方式 第1問と同様
第3問 記述方式 第1問と同様
第4問 記述方式 第1問と同様

数学の出題分析

大問4題構成で、すべて記述方式です。微分積分、確率が頻出です。次いで整数問題、三角関数も出題されます。典型問題の出題が多く、複合範囲からの出題は少ないのが特徴です。1つの大問に2~3問の小問がついている問題では、前半の小問が後半の小問の誘導となっている場合が多いです。標準的な設問が多いため、分野ごとに費やす時間を決めておくのが重要です。確率、指数・対数、整数の問題は10分程度で解ける問題もありますが、微積分を含む図形問題は15分程度を見積もるとよいでしょう。

物理の入試問題傾向

物理の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 力学
第2問 記述方式 電磁気
第3問 記述方式 波動または熱力学

物理の出題分析

大問3題構成で、すべて記述方式です。力学では、放物運動・円運動・斜面をすべる物体の運動などが出題されます。難易度は基礎~標準ですが、計算量が多い可能性があるため、計算式を解答欄にまとめる練習をしておきましょう。電磁気では、誘導起電力・平行板コンデンサーやコイルを含む回路が頻出です。標準レベルの問題集で対応できますが、論述問題やグラフ描画問題といった特徴的な問題も出題されるため、傾向をつかんでおきましょう。波動ではドップラー効果、熱力学では気体の状態変化・熱機関の出題が多くなっています。

化学の入試問題傾向

化学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 理論・無機化学
第2問 記述方式 理論化学
第3問 記述方式 有機化学

化学の出題分析

大問3題構成で、すべて記述方式です。単答問題に加え、実験内容に関する短文記述が出題されます。理論は、他分野に比べるとやや出題量が多く、論述問題や計算問題が出題されます。無機は、反応式を書かせる問題が頻出のため、確実に覚えておきましょう。有機では、構造決定や実験に関する考察問題が出題されます。解答時間が90分とやや余裕があるため、知識問題を短時間で解き、論述問題や構造決定に時間をかけたいところです。共通試験レベルの知識がほとんどのため、教科書をまんべんなく学習し、一つひとつの知識を確実に身に付けておきましょう。

生物の入試問題傾向

生物の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 マークシート・記述方式 遺伝子・代謝が頻出
第2問 マークシート・記述方式 第1問と同様
第3問 マークシート・記述方式 第1問と同様

生物の出題分析

大問3題構成です。空所補充・論述・選択問題のほか、描画・計算問題などバリエーション豊かな出題が特徴です。遺伝子・代謝が頻出ですが、細胞や生殖、発生などとの複合問題として出題されることもあります。空所補充や単答問題などの知識問題と、描画や計算などの応用問題が混在しているため、知識問題を早めにに解き、応用問題に時間をかけられるようにしましょう。応用問題は教科書のみでは対応が難しい問題もあるため、早期に過去問演習に取り組みましょう。

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