大阪府立北野高等学校

桑原 昌澄

《答えてくれた先生》

桑原 昌澄

大阪府立北野高等学校

Q1.この学校独自の特徴はどんなところですか?

A1.この学校独自の特徴としては、自由な校風が挙げられます。個人の判断を尊重しており、校則なども、格好に関して風紀を乱さない程度など、具体的には書かれておらず個人の裁量に任せていたり、授業も課題などはなく自習による勉強を推奨していたりと責任が伴う分やりたいことや学びたいことは何でもできる環境です。また、卒業生の交流も活発に行われており、季節に一回程度社会で活躍している先輩の経験談を聞く座談会や、卒業生から寄付金を募って部活棟の設立や設備の購入などに使われたりされており、公立高校とは思えないほど充実した環境が整備されています。

Q2.学校の設備はどうでしたか?

A2.この学校の設備は、先ほども書いた通り、卒業生が寄付をしてくれるので、部活棟、プールなどの設備はもちろん、蔵書数が大阪一の図書室や部活などでの活動に使う3Dプリンタなど様々な機器もあります。また、使いたい機器があると購入を検討してもらえたりもします。

Q3.学校の先生たちはどんな印象ですか?

A3.学校の先生たちは生徒主体の学習を進めているので、授業は生徒が主体になった授業が多いです。例えば数学では、与えられた問題を一授業に数人が答え、その回答を全員で見ながら評価するなどが特徴的です。ただし、自分で勉強するのが苦手な子は生徒同士で勉強したり先生に聞くなど頑張ることが必要になります。

Q4.進路相談や受験フォローの体制は充実していますか?

A4.進路相談は1年生から行われますが、主な進路は国立大学、特に京都大学や医学部が多いです。そのため、国立や医学部を目指す人にとっては十分な情報があり、その指導も手厚くなっています。その分、私立の併願校や私立の推薦などはあまりないと思います。特に併願校に受かっても浪人する人も多いのでそこはしっかりと考える必要があります。

Q5.生徒たちはどんな雰囲気ですか?

A5.生徒たちは、勉強一本ではなく、皆何かしらの趣味や特技があり、切り替えがしっかりしている生徒が多かった印象です。学校周りにはラーメン屋が多くあり、友達と食べに行ったりすることもあれば、テスト前では授業後に集まり自主勉強会を開いたりもしていました。

Q6.学校周辺はどんな様子ですか? おすすめスポットはありますか?

A6.学校周辺には大阪の下町らしく定食屋やラーメン屋などの飲食店が多くあり、部活帰りにはよく友人と食べに行っていました。ほかにも、学校の最寄り駅から一駅で大阪駅に通じているため遊ぶ場所には困らないです。おすすめスポットは、夏の花火大会が学校の中から見えるので学校横の河川敷がおすすめです。

Q7.学校生活で楽しかった行事を教えてください。

A7.学校生活で楽しかったことは、自分たちで新たな同好会を作ったことです。自由な校風ということもあり、入りたい部活がなかったり、やりたいことがあれば自分たちで同好会を作ることができます。自分たちも友人数人を募って数学研究同好会を作りました。その内容を紆余曲折ありながら考えたことは今でもよい思い出です。現在は部活動に昇格しているそうで、入学した時はぜひ見学していってください!

Q8.部活動はどんな様子ですか?

A8.部活動は、勉強の傍らではなく生徒がやる気になれば積極的に行うことができます。また、部活にもよりますが複数の兼部が可能なので、様々な体験ができます。

Q9.学校生活で苦労したこと、大変だったことはなんですか?

A9.自主的な勉強が苦手だったので定期試験のたびに試験勉強して、それでも結果が振るわないということがよくありました。

Q10.卒業後も同級生たちと交友はありますか?

A10.卒業後も部活の仲間とは半年に1度旅行する中であり、卒業生の代表もやっていて数十年上の先輩たちと会話したりすることもあります。

☆志望しているみなさんへのひとこと

北野高校は勉強だけでなく自分をしっかり持って自分を表す“何か”を探すのにとても適した学校です。友人たちもそれぞれ素晴らしい才能を持っていたり、自分とは違う考えを理論的に持っていて会話していて自分の世界を広げるのに大きく役立つと思います。入学してからも一筋縄ではいかないと思いますが、きっと期待していた以上の学校だと思うので目標目指して頑張ってください!ファイト!