《答えてくれた先生》
宮野 ゆりあ
東京農工大学
A1.非常に自由な大学だと感じています。敷地が広く、みなさんゆったり学び、研究されている印象があります。大学名はあまり有名ではありませんが、実力のある教授が何人もいらっしゃいます。
A2.古い建物と新しい建物が混在しているような感じです。敷地の広さ、街路樹がととのったすてきな道、自由な雰囲気は非常に魅力的で、ドラマの撮影でもよく使われています。
A3.教授のみなさんはそれぞれにレベルの高い研究を自由にされており、講義でもそのような専門的な面白いお話をたのしそうにしてくださいます。私自身、入学時には具体的な興味が定まっていませんでしたが、そのような講義を受けていくなかでいくつもの分野への興味が芽生えました。また、研究だけでなく、学生の教育に興味のある先生方が多い印象があります。丁寧に指導してくださいます。
A4.あるようですが、学部卒で就職をする人は少ないです。就活セミナーが定期的に行われ、様々な企業からお話をお聞きする機会があります。みなさん基本的に就職サイトを通して個人的に動いている様子です。
A5.私の学科は、真面目な学生が多い印象があります。ほとんどの講義では出欠をとるため、出席する人が多く、テスト前やレポート提出の際はお互いに助け合いながらこなしています。地方出身の学生もいますが、関東の学生が多い印象で、学部1, 2年の間は実家から通っている人も少なくないです。
A6.工学部は、最寄りの中央線東小金井駅まで徒歩5分で、アクセスは非常に良いと思います。大学周辺は学生アパートや住宅街が立ち並び、治安が良いです。加えて、近くに教習所がいくつもあり、通いで免許をとることができて非常に助かりました。
A7.学園祭は、農学部と工学部で別に行われます。一緒に活動しているサークルも多いです。
A8.部活動はいくつかありますが、それぞれに自由に集まって様々な企画をしています。サークルはたくさんあります。農学部と工学部どちらの学生も一緒に活動していることが多いです。
A9.理系の大学によるあることだと思いますが、私の学科はレポート課題が多く、学期末には毎度大変な思いをしています。アルバイト、サークル、講義や課題と、非常に忙しくしており、バランスをとることが難しいと個人的に感じています。同じような状況の友人が多いので、互いに助け合い、励まし合って乗り越えることができています。
有名ではありませんが、非常に力のあるよい大学だと思います。私は医学部を目指し、断念して後期でこの大学に入りましたが、新たな目標をみつけるところから始める人にとっても良い環境だと感じています。理系のたのしい世界を見ることができるはずですので、期待して頑張ってください。
《答えてくれた先生》
柴山 和泉
東京農工大学
A1.理系にしては女子比率が多い。農学部と工学部という学部構成は農工大だけ。また学生の数に対して教授の数が多いので、自分から働きかければ手厚くサポートをしてもらえる可能性が高い。
A2.教室は場所によってまちまちだが、研究設備は結構恵まれていると思う。研究する上で居心地の良い大学。図書館の蔵書も充実している。
A3.温厚で、あまり偉そうな人がいない印象。学生との交流も盛んで、研究室内でよく飲み会をしている。
A4.研究室によるが、農工大は企業からの信頼がある程度あるので、あまり心配はいらない。農工大での就活セミナーなども度々行われている。
A5.あまり派手さはないがみんなメリハリつけて楽しめている。留学生も多くいて、本当にいろんな人がいるので自分が馴染めるコミュニティを見つけやすいかもしれない。特定の分野の知識量がすごい人が結構いるので、話をしていて面白い。
A6.キャンパス徒歩圏内にはあまりレジャーはないが、電車を使えば首都圏など都会へのアクセスは良い。基本的に周辺は住宅街となっているが、静かに暮らせてかつ遊ぼうと思えば気軽に遊びに行けるのはメリットだと思う。あまり行ったことがないが、ラーメン屋が充実しているらしい。
A7.農学部の学祭のレベルが高い。農工大には狩猟サークルがあり、狩猟で採れた猪や鹿肉などでジビエ料理が食べられる。農工大出身の有名人が来たりもする。
A8.工学部ではロボコンに出場して結構良い成績を残していたと思う。農学部はアウトドア系の部活が活発。
A9.神奈川の実家から通っているので、家から遠かったこと。入る前はそこまで問題に感じていなかったが、家から近いというのは結構大事だなと思う。大学近辺にアパートも充実しているので、一人暮らしするにもおすすめ。
入学までのハードルは高いかもしれませんが、十分に活用すれば社会に通用する力を身につけることのできる大学だと思います。研究するにもあまり殺伐とした雰囲気もないので、無駄なストレスを負うことなく成長できる環境です。頑張ってください。
《答えてくれた先生》
津金 朋代
東京農工大学
A1.農学部と工学部のみで、それぞれキャンパスが分かれています。
A2.府中キャンパス(農学部)と小金井キャンパス(工学部)で異なる雰囲気を楽しめます。府中キャンパスは伝統的な校舎が多く、緑に囲まれており自然を楽しめます。ミニホースの散歩に遭遇することもしばしば。小金井キャンパスは自然に囲まれつつも現代的な建物が多いです。
A3.学生に対して親身になってくださる先生が多いです。先生の数に対する学生の数がそこまで多くないため、先生方と親しくなりやすいと思います。
A4.どの先生でも基本的には自分から話しかければ時間を作って相談に乗ってくれます。
A5.全体的に穏やかな雰囲気です。おとなしい人も賑やかな人もたくさんいるので、自分の居場所を見つけやすいと思います。
A6.府中キャンパス近くにある、ラーメン「たまぞう」は本当におすすめです。ラーメンはもちろん美味しいし、店主さんがとても気さくでいい人なので何度でも通いたいです。
A7.11月にある学祭
A8.部活もサークルもそこそこな数があります。団体によっては活動場所が一方のキャンパスだけということがあるので、事前の確認は必須です。馬術部やミニホースの会など、他の大学ではあまりないような部活・サークルもあるので新鮮です。
A9.コロナの影響で、授業が対面とオンラインのハイブリッドだったこと。生活リズムを整えるのが大変でした。
農工大は共通テストの比重が大きいため、どの科目も手を抜けません。また、2次試験は英語、数学、理科(前期試験)ですが、いずれの科目も基礎力が問われる問題が多いです。したがって、農工大を目指すのであれば徹底的に基礎を固めることをおすすめします。受験期に固めた基礎力は、大学入学後の勉学においても非常に役立ちます。ぜひ農工大生になって、一緒に穏やかなキャンパスライフを送りましょう。