《答えてくれた先生》
服部 勇気
東北大学
A1.世界大学ランキングで「4年連続で日本一」になるなど、研究力・教育力に長けているところです
(「Times Higher Education」が発表するTHE日本大学ランキングをご参照ください)!
そもそも東北大学は総合大学で、とても広大なキャンパスを活用し、文理を問わず多くの学部学科があります。
また留学についても手厚いサポートがあり、やりたいことをのびのびと行える環境が整っています。
さらに、学修を支える環境も充実しています。たとえば、キャンパス内に地下鉄の駅があるだけではなく、無料のキャンパス内循環バスもあるなど、広いキャンパス間の移動も不自由なくできます。
A2.東北大学は、1907年に日本で3番目の帝国大学として創立された、歴史ある大学ではありますが、建物は比較的新しいものが多いです。
また、附属図書館には、夏目漱石の旧蔵書・自筆資料を含む「漱石文庫」など歴史的に貴重な資料を多数所蔵してあるのを始め、知的好奇心をくすぐるものはキャンパス内に無数に存在します。
さらに、3.11の経験を次に活かすために自然災害科学に関する世界最先端の研究をしている「災害科学国際研究所」など、東北大学だからこそのものも多いです。
A3.中学や高校などと同様に、人それぞれで、もちろん合う先生もいれば合わない先生もいます。
また授業内容は、基礎的なものから発展的なものまで幅広いです。また、普段研究を行いその道の最先端を走る先生方から、研究分野に関する話を聞け、とてもおもしろいです。
たとえば、私は新型コロナに関する授業を受けたときに、政府のコロナ対策のアドバイザー的なことをされている先生方の貴重なお話を聞くことがありました。
東北大学には、授業後に先生方と話す機会など、学ぶチャンスはたくさんあると感じます。
A4.東北大学のキャリア支援センターや、各種の就職支援団体などがサポートしてくれるので、一人きりで就活を行わなければならないという訳ではありません。
また、東北地方トップの大学だからか様々なイベントへの参加が優先的にできることもあり、非常に恵まれていると感じます。
A5.学部生だけで1万人を超え、多数の留学生もいる大学なので本当に様々な人がいますが、全体的に静かで落ち着いた人が多い印象です。
実際、関東の私立大学とは違い、芸能人やアナウンサーなどの方面に進んだ卒業生は全然いないように、きゃぴきゃぴしている人は少ないです。
また、めちゃくちゃ余談ですが、東北大学生は地元でファッションセンスがなく、「いかとん」と言われています。
これは、東北大学は地元で「とんぺー」と言われ、東北大学生のファッションセンスがないので他大学生と容易に判別できることを意味する「いかにもとんぺー生」という言葉を略したものです(笑)。
A6.キャンパス周辺は、山のため自然が豊かです!
そもそも、ほとんどの学部生が通うキャンパス(川内北、川内南、青葉山)は、仙台中心部から離れているため、周辺にはカフェなどの飲食店はあまりありません。
ただ、大学近くで文化施設(仙臺緑彩館、美術館や博物館、コンサート会場)の整備・再建・建設が進んでおり、キャンパスのすぐ近くに知的好奇心がそそられる施設が揃っていますし、その中にはカフェなどもあるので、飲食店はなくはないです。
これらを良く言えば、「勉強に集中できる環境が整っており、メリハリをつけられる!」になるのでしょう。
A7.コロナ禍だったので、全然行事がなかったです(泣)。コロナ禍が明ければ、楽しいことがきっといっぱいあると思いますよ!
A8.かなり盛んに行われています!たとえば、旧七帝大の運動部がしのぎを削る七大戦(全国七大学総合体育大会)で東北大学は前人未到の4連覇を達成しました!!
また、春にはキャンパスのあちこちで勧誘(新歓)が行われています。焼肉などをごちそうしてくれることもあるので、とにかく参加してみることをお勧めします。
A9.大学生になって突然PCを使えて当たり前という風になり、入学したらすぐに履修登録や課題提出がオンラインで始まるため、苦労しました。
一応大学の方でもPCや大学内Wi-Fiの設定をサポートしてくれるところがありますが、PCの使用には入学前にある程度慣れておくといいかもしれません。
※文系科目(数学はⅠAⅡBまで)を念頭に記しています。
普段の受験勉強に加え、「東北大学の試験を突破するための勉強」もするべきだと思います。具体的には、過去問を自分が受ける1つ前の年度のものだけでも、必ず解くべきです。
やっぱり旧帝大なので、漢文などで癖のある問題も平然と出てきます。どんな問題が出てくるか、本番前に絶対に知っておきましょう!綿密な準備をしておけば、緊張せず自信を持って試験に挑むことができると思います。
ただ過去問をやるには、「基礎力」が大事です!科目を問わず、覚えるべきところは覚えましょう。また数学などは、教科書レベルの問題はもちろん、参考書などに掲載されている頻出問題もしっかり押さえましょう。なぜそう解かなければならないのかを理解しないといけません。やり方の暗記だけで解ける問題は全然出てきませんので。
自分自身、最後まで勉強に取り組み続けたことが、後の合格に繋がったと思いますしし、そのあとの勉強にさらなる弾みをつけたと思っています。落ちたときのことを考えても仕方がありません。
受験勉強に費やした長く苦しい時間は自分を裏切ることは絶対にありません。本番ですべてが最高の状態だとは限らないと思いますが、その中でも「ベスト」を尽くす。この気概をもっていけば怖いものはないでしょう。桜咲け🌸
《答えてくれた先生》
高木 凜汰郎
東北大学
A1.綺麗で広大なキャンパスを使用することができ、文系理系問わず多くの学部学科があります。
また、キャンパス内に地下鉄の駅が存在するのが非常に便利で、青葉山キャンパスには無料のキャンパス内循環バスもあります。
留学についても手厚いサポートがあり、やりたいことをのびのびと行うことができます。
世界大学ランキングで3年連続で日本一になるなど、研究力・教育力に長けた大学だと思います。
A2.歴史ある古い大学ではありますが、多くのキャンパスの建物は比較的新しいものが多く、特に食堂などはとても綺麗です。
研究設備に関しても講習を受ければ誰でも使用可能な3Dプリンターや旋削加工器具などが用意されています。
研究室に配属されると大型モニターやPCが無料で在学中に個人使用できるなど、研究に関するサポートも手厚いです。
A3.中学高校などと同様に人それぞれです。合う先生もいれば合わない人もいます。
授業内容は基礎的なものから発展的なものまで幅広いです。
しかしながら、普段研究を行っている教授陣の授業を受ける利点として、授業中の小休憩として教授の研究分野に関する話を聞けるという点が挙げられます。
たとえば、私は宇宙開発に関する研究を行っている教授の授業にてその開発に関する話を聞いたことがあります。
授業後に教授と話している人もいて、学ぶチャンスはたくさんあると感じます。
A4.学生が主体となって運営する就職支援団体などが存在し、一人きりで就活を行わなければならないというわけでは無いです。
A5.学部生だけで1万人を超える大学なので本当にさまざまな人がいますが、個人的に都内の大学生よりも全体的に静かで落ち着いた印象です。
A6.特にありません。ほとんどの学部生が通うキャンパス(川内、青葉山)は仙台駅から離れた山の上にあるキャンパスなため、周辺には居酒屋やカフェなどの飲食店はありません。よく言えば、研究や勉強に集中できる環境が整っており、メリハリをつけられると思います。
学生は研究やテストが終わったら仙台駅の方に移動し打ち上げなどを行っています。
A7.友人とチームを組んで出場した、有志のフットサル大会が楽しかったです。
A8.かなり盛んに行われていて、4,5月はキャンパスの至る所で勧誘が行われています。
焼肉などをごちそうしてくれることもあるので参加してみることをお勧めします。
A9.大学生になって突然パソコンを使えて当たり前、という風に履修登録やレポート提出が始まるため、苦労している人がいました。
ここ数年はオンライン授業もあるのでパソコンの使用には入学前にある程度慣れておくべきかと思います。
東北大学の試験を突破するための勉強をするべきだと思います。私は工学部なので理系についてのみ具体的に話します。
まず数学や英語、理科科目は基礎を固めたうえで、数学なら頻出分野である微積や確率を強化する、英作文はしっかりと先生に添削してもらう、
特徴的な有機の構造決定においては過去問を中心に対策するなど、この大学の試験ならではの部分の対策が必須です。
私自身も構造決定は20年分ほどフリマアプリなどで過去問を集めて解きました。今はこのように簡単に過去問が入手できるのでぜひやってみてください。
綿密な準備をしておけば、緊張せず自信を持って試験に挑むことが出来ると思います。
最高の結果で終えることが出来ますように。応援しています!