開成中学校・高等学校

丁 芝弘

《答えてくれた先生》

丁 芝弘

開成高等学校出身

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Q1.この学校独自の特徴はどんなところですか?

A1.あまり教師が干渉せず、あらゆることが生徒主体で行われることです。例えば運動会では、中1から高2までの指導は高3の仕事です。

Q2.学校の設備はどうでしたか?

A2.最近高校の新校舎が完成したのでとても綺麗です。体育館とグラウンドが2つずつあり、好きなだけ運動できます。

Q3.学校の先生たちはどんな印象ですか?

A3.人によってそれぞれですが、相談すれば真摯に対応してくれるし、メンタルのケアもしてくれます。しかし基本的にそこまで生徒のやっていることに口を出さないという点では共通しています。

Q4.進路相談や受験フォローの体制は充実していますか?

A4.OBの方が自分の受験期の経験や大学生活について教えてくれる講演会のようなものがあって、僕はそれを受けてから、受験や大学生活について明確なヴィジョンを持つようになりました。

Q5.生徒たちはどんな雰囲気ですか?

A5.開成では本当に生徒が自由に育つため、生徒は一人一人全然違う様子になっていきます。なので一概には言えないですが、強いていうならみんな元気に溢れている感じですね。

Q6.学校周辺はどんな様子ですか? おすすめスポットはありますか?

A6.学校の近くには谷中銀座という大きな商店街があるほか、飲食店も豊富です。僕のおすすめは「リアル」というカレー屋さんで、そこそこの値段で美味しいネパールカレーがいただけます。

Q7.学校生活で楽しかった行事を教えてください。

A7.何と言っても運動会ですね。特に高3の時は自分たちの競技だけでなく、後輩の指導や色々な下準備など仕事が多くて大変でした。しかしそれゆえに運動会が終わった時のカタルシスは凄まじいです。

Q8.部活動は活発ですか?

A8.頭を使う競技のところが強い印象です。例えばコントラクトブリッジ部やゲートボール部、将棋部などは強豪として名高いです。

Q9.学校生活で苦労したこと、大変だったことはなんですか?

A9.上に述べた通り、先生がたはあまり勉強をせかしてくることもないので、自分で勉強する習慣をつけなければいけません。僕はそれがちょっと遅かったので、後で遅れを取り戻すのが大変でした。

Q10.卒業後も同級生たちと交友はありますか?

A10.はい。特に東大には同級生が120人ほど進学しているので、よく友人とばったり会うこともありますし、他大に行った友人とも連絡をとっています。

☆志望しているみなさんへのひとこと

皆さんを応援しています。ぜひ入学して運動会を楽しみましょう!

松永 康聖

《答えてくれた先生》

松永 康聖

開成高等学校出身

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Q1.この学校独自の特徴はどんなところですか?

A1.自由。良くも悪くも生徒任せ。常識の範囲内で、各々が好きなことを邪魔されずに楽しめる。

Q2.学校の設備はどうでしたか?

A2.山手線内の高校としては比較的広めの人工芝のグラウンドあり。体育館、テニスコートもある。高校校舎は一昨年完成したばかりでとても綺麗。

Q3.学校の先生たちはどんな印象ですか?

A3.個性豊かな教師が揃っている。話しかけやすい印象の先生は多い。入学時に教員の学年団というものが形成され、基本的に中高6年間同じ教員の方々と関わることになる。

Q4.進路相談や受験フォローの体制は充実していますか?

A4.教師の方々は生徒の相談に親身になって聞いてくださる。教師の方から一方的に助け舟を出してくれるわけではないので、生徒が主体的に受験と向き合うことが必要。

Q5.生徒たちはどんな雰囲気ですか?

A5.個性豊かな生徒が各々の好きなことを楽しんでいる。男子校特有のノリは存在する。運動会が近づくにつれてクラスが一致団結する雰囲気が強まっていく。

Q6.学校周辺はどんな様子ですか? おすすめスポットはありますか?

A6.都内なので住宅街と店しかない。飲食店には困らない。遊ぶとなれば、池袋か上野に出ることが多い。

Q7.学校生活で楽しかった行事を教えてください。

A7.運動会、文化祭 高校生が作った規模とは思えないものが出来上がる。無事成功した後の達成感は格別。入学する前に、一度観にいくことをおすすめする。

Q8.部活動は活発ですか?

A8.運動部から文化系の部活まで本当に幅広い団体が存在する。自分にぴったりの部活・同好会は必ず見つかる。忙しい部活もあるので、バリバリ運動したい方も満足できると思われる。

Q9.学校生活で苦労したこと、大変だったことはなんですか?

A9.高一のはじめの方はコロナ禍で休校期間となり、同級生と交流する機会がほとんど無かった。運動会や文化祭の直前期になると、上級生はやるべき仕事が多くなるので大変。下級生のうちに、学校生活を満喫しておくことをおすすめする。

Q10.卒業後も同級生たちと交友はありますか?

A10.高2と高3はクラスが持ち上がりで同じこともあり卒業後もクラス単位でつながりがあります。特に毎年運動会の時期になると運動会を観にくるついでにクラスで集まることが多いです。また、成人式のタイミングで学校が集まる場を用意してくれるので、その時に 同級生のみんなと会う機会があります。

☆志望しているみなさんへのひとこと

開成はとても自由な学校で、自分がやりたいことを出来る環境が揃っています。中高時代にこうしておけばよかったなぁと思うことは沢山ありますが、少なくとも開成で6年間過ごせたことは間違いなく自分にとって最高の経験だったと思います!受験生のみなさんが楽しい開成ライフを送れることを心より応援しています!

田中 宏明

《答えてくれた先生》

田中 宏明

開成高等学校出身

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Q1.この学校独自の特徴はどんなところですか?

A1.文武両道であることだと思います。新入生は必ず経験するボートレース応援であったり、高校3年生が受験よりも力を入れるといっても過言ではないくらい盛り上がる運動会など他の進学校と比べて学校行事やスポーツを大事にしていると思います。

Q2.学校の設備はどうでしたか?

A2.卒業後、グラウンドや一部の校舎を改築したため新しい設備に関しては不明ですが、在校時は中学でピアノの作曲の授業があってその時に1人1台ピアノを使うことができました。

Q3.学校の先生たちはどんな印象ですか?

A3.ユニークな先生が多かったですが、どの先生も生徒に対して非常に真摯でいてくれた印象です。授業も生徒の成長を第一に考えたカリキュラムが多かったと思います。中高通して一般の教科書を使う授業はほとんどなく、先生の自作の教材を使う授業が大半を占めていました。

Q4.進路相談や受験フォローの体制は充実していますか?

A4.受験対策の特別授業等は長期休みに希望者向けに日本史や世界史の講習がありました。進路に関しては不安を感じている場合には勿論担任の先生が真摯に相談に乗ってくれますし、全員が受ける進路相談は1対1の相談もあります。ただ、生徒のほとんどが学外で塾などに通って授業進度よりも先に学習していたり、自分の進路を早くから決めていたりするので、自主性が求められている印象です。

Q5.生徒たちはどんな雰囲気ですか?

A5.外部の人が思い描くような所謂ガリ勉系は皆無といっていいほど勉強にも運動にもひたむきで明るい人が多いです。いつもうるさいと注意されるぐらいには賑やかで、運動会の影響もあってか仲間思いの人やみんなで何かに真剣に取り組むことが好きな人が多かった印象です。

Q6.学校周辺はどんな様子ですか? おすすめスポットはありますか?

A6.近くに『夕焼けだんだん』で有名な谷中銀座商店街があります。新入生は授業の一環で商店街を散策する機会がありました。僕が在校していた時には、旧校(中学入学組)が新高(高校入学組)を案内して親交を深めるプログラムもありました。

Q7.学校生活で楽しかった行事を教えてください。

A7.運動会です。運動会は開成での学校生活の中心といっても過言ではない行事で、高校3年生が中学1年生から高校2年生までを指導する形で8つの組に分かれて競います。競技は学年ごとに決まっていて各組に代々受け継がれているノウハウなどもあり、どの組も本気で勝ちを狙いにいきます。高校3年生は特に運動会期間中、何よりも運動会優先の生活を送る人が多いです(笑)。

Q8.部活動は活発ですか?

A8.運動部から文化系の部活まで本当に幅広い団体が存在する。自分にぴったりの部活・同好会は必ず見つかる。忙しい部活もあるので、バリバリ運動したい方も満足できると思われる。

Q9.学校生活で苦労したこと、大変だったことはなんですか?

A9.勉強と学校行事の両立は結構大変だと思います。印象としては学校では行事に全力、放課後は塾に通って勉強に勤しむ、というパターンの人が7〜8割を占めていたと思います。周りのレベルが相当高いので、気が緩んで勉強の手を抜くといつのまにか周りと大きな差がついていることがあります。

Q10.卒業後も同級生たちと交友はありますか?

A10.ある。例年、時々同窓会を開催しているらしい。各々が様々な大学に進むので、自分が知らない大学の情報を聞いて、いつも驚かされる。とても刺激になる。

☆志望しているみなさんへのひとこと

現在、中学校での部活もありながら、勉強に励んでいる生徒の方々は多く、忙しい日々だと思います。高校生活をイメージしながら、悔いのないように、受験勉強を頑張ってください。OBとして応援しております。