Camp+では、各中学・高校・大学の過去問について、傾向と分析を詳細に解説しています。都立中・都立高を中心に最新の過去問を大問ごとに分類し、傾向が一目で分かります。
大問4題、小問16時の構成です。
1⃣は、英語の聞き取り問題です。外国語は小学校で教科として扱われている内容が主です。
作文1で外国語・社会・国語を、作文Ⅱで算数・理科の内容を出題していることからも、特定の科目に偏らず、小学校で学習してきたことの理解度をみようとしていることがうかがえます。
2⃣は、社会に関する資料分析問題で、小問は5問。直接知識を問う問題が1問で、資料に書いてあることを読み取り、比較したり、まとめたりする問題が4問でした。
資料問題は比較的取り組みやすく、会話文と資料を親的に読み取ることができれば十分得点可能です。
3⃣は物語文の読解です。文章を読み、その内容についてあとの問いに答える、標準的な難度の国語の問題です。
小問は4問で、10字前後~45字程度で空欄を補充する形式の問題でした。
登場人物の言動に下線部が引かれており、そのようにふるまった理由や、そのはじめからわかる登場人物の気持ちやようすについて問われています。
4⃣は200字以上240字以内で「好きな場所」というテーマで作文を書く問題です。自分の気持ちや考えを、体験を基にして伝える練習を日常学習に加えるとよいでしょう。
作文Ⅰ全体を通して、小学校で学習してきたことを活用できるかどうかが問われる出題内容です。
大問4題、小問16問の構成です。
1⃣は、速さを題材にした問題で、小問が3問でした。縮尺や場合の数を計算する基礎的な問題です。会話文や図を使って説明される考え方を理解した上で問題を解く必要があります。
2⃣は、地層を題材にした問題で、小問が3問でした。3問とも知識と図表を分析する力が問われる問題です。
3⃣は、もののとけ方を題材にした問題で、小問が4問でした。小学校の教科書レベルを超えない平易なものでしたが、2⃣と同様に知識と図表を分析する力が問われる問題です。
4⃣は、整数に関する問題で、小問が4問でした。問題の内容をつかみ、条件を読みとれれば比較的簡単に解くことができます。丁寧に内容を読み取り、まとめなおす練習をしましょう。
大問4題、小問 13題の構成です。
[大問1]は、英語の聞き取り問題です。外国語は小学校で教科として扱われてから間もなく、公立中高一買校の適性検査ではほとんど見かません。
作文Ⅰで外国語・社会・国語を、作文Ⅱで算数・理科の内容を出題していることからも、特定の科目に偏らず、小学校で学習してきたことの理解度をまんべんなく見ようとしていることがうかがえます。
[大問2]は、社会の災害に関する問題で、小問は5題で、直接知識を問う問題が1題で、資料に書いてあることを読み取り、比較したり、まとめたりする問題が4題でした。
問題はそこまで難しくなかったので、落ち着いて資料の読み取りができれば得点できたと思われます。
[大問3]は物語文の読解です。およそ2ページ(2400字程度)の文章を読み、その内容についてあとの問いに答える、標準的な難度の国語の問題です。小問は4題で、ほとんどが10字〜45字程度で空欄を補充する問題でした。
[大問4]は150字以上180字以内で「特に心に残っていること」というテーマで作文を書く問題です。全体を通して、小学校で学習してきたことが出来るかどうかを見るためのものだということがよくわかる出題内容でした。
大問4題、小問12題の構成です。
[大問1]は、速さを題材にした問題で、小問が4題でした。そのうち、3問は速さに関わる計算をする基礎的な問題でした。しかし、最後の問題は反比例について資料を使い説明させる問題で差がついた問題でした。反比例とはどのようなものか、しっかりと理解をしている必要がありました。
[大問2]は、天気を題材にした問題で、小問が2題でした。2問とも知識をベースとした問題でしたが、いずれも説明させる問題でしたので、文章力が必要だったといえます。
[大問3]は、てこを題材にした問題で、小問が3題でした。小学校の教科書レベルを超えない平易なものでしたが、2と同様に知識を説明させる問題だったので文章力が必要だったといえます。
[大問4]は、ロボットで図形を描く問題で、小問が3題でした。
1〜4の中では、生徒は今まで見たことがない問題で、ここを冷静に解くことできたかどうかが、合否を分けたといえます。問題自体はしっかりと条件を読めば解けましたが、初めての問題に対してどれだけ対応できるかを問う問題でした。