都立高・全国公立高校の国語入試問題に採用された書籍をご紹介します。 入試の傾向分析をしたり、問題で採用された箇所の気になる続きを読んだりなど、普段の読書のヒントにもお役立ていただけます。

2026/8/2(日)![]()
なぜ、あなたはスカートではなくジーンズを身に着けているのか?
あなたをスタイルの選択へと赴かせる「力」とは何なのか?
衣服における性差の消滅を促進した2つの大戦を経て、パリからアメリカ、そして泡沫経済下の東京へ……
この見えざる「力」の移動の軌跡を追いながら、ポール・ポワレから川久保玲、三宅一生にいたる、
衣服に反映された時代の意識と欲望のあり方をあぶり出し、
わたしたちの「ファッションの20世紀」の意味合いを問い直す。

2026/8/2(日)![]()
青い田園が広がる東北の農村の旧家槙村家にあの一族が訪れた。
他人の記憶や感情をそのまま受け入れるちから、未来を予知するちから……、
不思議な能力を持つという常野一族。
槙村家の末娘聡子様とお話相手の峰子の周りには、平和で優しさにあふれた空気が満ちていたが、
20世紀という新しい時代が、何かを少しずつ変えていく。
今を懸命に生きる人々、懐かしい風景、待望の切なさと感動の長編です。

2026/8/2(日)![]()
芭蕉の句の特長は「連句」にあるとおもわれる。
これは人々の会話と似ており、連続する心を保ちながら即興性をもち、
しかも人事の物語性の芽や展開を詠みこんでいるおもしろさがある。
暗示のような言葉から主題がすべり出し次々と成長し、また転換する。
発句はモノローグであるが、「連句」はディアローグ(対話)である。
本書は俳諧という芸術のあり方を、芭蕉がどのようにみていたかを、時代を追って検証する一冊である。