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東京農工大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、東京農工大学 工学部の2024年度までの出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。
入試方式 | 教科 | 試験時間 | 配点 | 出題範囲 |
---|---|---|---|---|
個別学力テスト | 数学 | 120分 | 350点 | 数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B | 外国語 | 60分 | 150点 | 英語 | 理科 | 160分 | 400点 | 【物理基礎・物理】【化学基礎・化学】 【生物基礎・生物】から二科目選択 |
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 記述式・論述式 | 空間ベクトル |
第2問 | 記述式・論述式 | 数列 |
第3問 | 記述式・論述式 | 微分 |
第4問 | 記述式・論述式 | 微積分 |
大問4問構成です。数Ⅲの分野が頻出単元となっています。苦手のまま放置しておくことが命取りになるため、数Ⅲを中心にしっかりと対応しましょう。しかし、近年ではベクトルからの出題も増えているため、あまり学習範囲を絞りすぎないようにしましょう。東京農工大学の数学は理系としては比較的標準レベルの問題が多く、試験時間が120分と比較的余裕があるため、一つ一つの問題を確実にする意識を持って解答するなど。丁寧に取り組むことが非常に重要です。問題文の読み間違いに気を付け、しっかりと検算を行い、ケアレスミスを減らせるように努めましょう。また、後半の数Ⅲでは、高度な計算力を必要とする微積分の融合問題を中心に出題されます。参考書の内容をこなし、早い時期から標準レベルの問題を演習し、徹底的に基礎力を固めることを目標とし学習を進め、計算量の多い実践的なレベルの問題に取り組み、計算力を高めていきましょう。また、論証問題も出題されます。計算力だけでなく解答作成能力が問われるため、精度向上に努めるなどして論証対策を行いましょう。論証問題に取り組む際には完答することができずとも、部分点を獲得するために粘り強い姿勢で取り組むことが重要です。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 記述方式・論述方式・選択方式 | 長文読解 |
第2問 | 記述方式・論述方式・選択方式 | 長文読解 |
第3問 | 記述方式・論述方式・選択方式 | 長文読解 |
第4問 | 記述方式・論述方式・選択方式 | 会話文 |
大問4問構成です。例年の大問数は3つでしたが、令和6年度入試より増加しました。大問構成の変化に伴い、出題形式も変化する可能性があるため、数年分の過去問を演習することで、今までの東京農工大学の出題傾向に慣れておきましょう。東京農工大学の英語は標準レベルの問題が多いですが、長文の文章量が多く、試験時間が60分と短いため、解くためには高いレベルの速読力、読解力と表現力を問われる試験となっています。出題形式は、和訳や内容説明、空所補充といったさまざまな形式が採られています。和訳問題では、元の日本語文に訳しにくい言い回しが見られるため、日英ともに語彙力を増やすようにしましょう。東京農工大学の英語では英作文からの出題が多い傾向にあります。自分の意見や考えを論理的に英語を用いて文章に起こせるよう、単語や熟語、文法を重点的に学習して作文対策を行いましょう。自分では気づけない癖などを直すためにも添削指導などを受けることも大切です。大問1~4の読解問題は論説文を中心に出題されます。東京農工大学の英語では言語、天体、農業、科学、生物といった非常に幅広く、専門性の高い論説文が出題されることが特徴です。専門的な用語が登場することが多いため、それらの対策は必須といえます。論説文を読む際には、主題、著者の主張、根拠などを素早く把握し、それらを論理的に理解することで全体の要旨を捉えることが重要です。また、論説文の段落の構成は基本的に共通しているため、しっかりと対策をしておくことで素早く内容を読み取ることができます。まず、単語力、文法力の基礎を徹底的に固める方向に学習を進めていきましょう。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 記述式・論述式 | 力学 |
第2問 | 記述式・論述式 | 波動 |
第3問 | 記述式・論述式 | 電磁気 |
大問3題構成となっています。「力学」「電磁気」「波動」「熱力学」は頻出分野であるため重点的に学習すべき単元です。理科は2科目解く必要があるため、試験時間は80分ほどであり、大問1題あたりにかけられる時間は時間は20~25分ほどです。時間的な余裕がありますが、過去問などを利用して、しっかりと時間感覚を覚えておきましょう。東京農工大学の物理は、数学と同様に比較的標準レベルの問題が多いため、一つ一つの問題を確実にする意識を持って解答しましょう。時折、ハイレベルな問題が混ざって出題されることがあるため、見極めが大切です。先に標準問題を確実に処理してから、余裕があれば難易度の高い問題に挑戦しましょう。導出過程の論述問題が出題されます。論述問題に取り組むには、物理の深い知識とその応用が必要となります。そのためには単に公式や法則を暗記するだけではいけません。公式が意味すること、適応条件、物理量の単位などの要素がどこに結び付くかを覚え、物事を論理的に捉えることで、暗記を理解に変化させることが大切です。また、それらを自らの考え方とともに簡潔で論理的にまとめ、採点者側に伝えるということを意識する必要があります。また、完答することができずとも、部分点を獲得するために粘り強い姿勢で取り組むことが重要です。早い時期から基礎力を固めておきましょう。また、解答作成能力が問われるため、精度向上に努めるなどして論証対策を行いましょう。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 選択式・記述式・論述式 | 理論化学 |
第2問 | 選択式・記述式・論述式 | 無機化学 |
第3問 | 選択式・記述式・論述式 | 有機化学 |
第4問 | 選択式・記述式・論述式 | 高分子 |
大問4題構成となっています。理科は2科目解く必要があるため、試験時間は80分ほどであり、大問1題あたりにかけられる時間は時間は20~25分ほどです。東京農工大学の化学は、問題文がとにかく長いことが特徴です。素早く問題文を読み取り、問題に取り組む必要があります。過去問などを利用して、しっかりと時間感覚を覚えておきましょう。化学の幅広い分野の融合問題が出題されており、総合的な化学の理解度を問われる試験となっています。なお、中には基礎問題の出題もあります。優先的に解き、得点源にしたいため、問題をしっかりと見極めましょう。しかし、近年はやや難化している印象があるため、しっかりとした対策が必要です。そのため、参考書や教科書を活用し、出題範囲の知識を一通り押えるなどして、早い時期から基礎を固めておき、過去問や実践的な問題集を繰り返し演習することが大切です。また、東京農工大学の化学は計算過程や説明問題などが多いため、思考し、それをまとめる必要があります。それには、本質的な理解が必要となります。物理と同様に、単に用語や働きを暗記するだけではいけません。その用語が意味すること、どの働きがどこに作用するかを論理的に捉えることや、日常の出来事や発見を結び付けて覚え、暗記を理解に変化させることが大切です。化学を選択する受験生は、化学により多くの時間を割けるよう、併せて選択する科目の学習も非常に重要となります。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 選択式・記述式・論述式 | 動物・植物 |
第2問 | 選択式・記述式・論述式 | 動物・植物 |
第3問 | 選択式・記述式・論述式 | 遺伝子・生殖 |
第4問 | 選択式・記述式・論述式 | 遺伝子・生殖 |
大問4題構成となっています。「動物・植物」「遺伝子・生殖」は頻出分野であるため重点的に学習すべき単元です。理科は2科目解く必要があるため、試験時間は80分ほどであり、大問1題あたりにかけられる時間は時間は20~25分ほどです。時間的な余裕がありますが、過去問などを利用して、しっかりと時間感覚を覚えておきましょう。東京農工大学の生物は、比較的標準レベルの問題が多いため、一つ一つの問題を確実にする意識を持って解答しましょう。しかし、実験考察問題では、記述量、内容ともに高いレベルを要求されます。読解力、思考力が要求される問題となっています。そのため、生物分野の本質的な理解が求められます。単に用語や働きを暗記するだけではいけません。その用語が意味すること、どの働きがどこに作用するかを論理的に捉えることや、日常の出来事や発見を生物と結び付けて覚え、暗記を理解に変化させることが大切です。参考書や教科書を活用し、出題範囲の知識を一通り押えるなどして、早い時期から基礎を固めておき、過去問や実践的な問題集を繰り返し演習することが大切です。
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