中学・高校・大学
過去問分析

Camp+では、各中学・高校・大学の過去問について、傾向と分析を詳細に解説しています。都立中・都立高を中心に最新の過去問を大問ごとに分類し、傾向が一目で分かります。

茨城県公立中高一貫校(共通) 2024年度版NEW!

茨城県公立中高一貫校は現在13校あります。
このうち、下妻第一高等学校附属中学校・水海道第一高等学校附属中学校は2022年に開校した非常に新しい学校です。
茨城県立並木中等教育学校
茨城県立古河中等教育学校
茨城県立勝田中等教育学校
茨城県立日立第一高等学校附属中学校
茨城県立竜ケ崎第一高等学校附属中学校
茨城県立下館第一高等学校附属中学校
茨城県立太田第一高等学校附属中学校
茨城県立鉾田第一高等学校附属中学校
茨城県立鹿島高等学校附属中学校
茨城県立水戸第一高等学校附属中学校
茨城県立土浦第一高等学校附属中学校
茨城県立下妻第一高等学校附属中学校
茨城県立水海道第一高等学校附属中学校

〔適性検査Ⅰ〕

大問5題、小問18問の構成です。

茨城県共通問題の適性Ⅰは2023年は大問1⃣~4⃣があり、1⃣と2⃣が主に算数の問題、3⃣と4⃣では主に理科の問題がそれぞれ出題されました。
1⃣では色々な大きさの円の半径・直径を求め、規則的に並べることを考える問題が出題されました。記述問題はなく、2問とも問題文から状況をよく把握すれば計算で求めることができるような問題でした。
2⃣では条件に合わせて行動の計画を考える問題が出題されました。問題2ではルートを考える際に時間や入場料、移動にかかる運賃なども考慮しないといけないものですが、全ての行動を考えるのではなく決まっているものの穴埋めでしたので、その部分だけ、時刻表や料金表を見て条件に合うものを考えていく問題でした。複雑な計算はないので、表や図から時間や金額を正しくまとめる力が必要となります。
3⃣では水溶液の濃さに関する問題が出題されました。問題2では水溶液の濃さに関する計算が必要であり、問題3では食塩が水に溶けるときの性質についての知識が必要とされました。どちらも水溶液の濃さに関する問題では頻出の内容ですので比較的対策しやすい問題でした。
4⃣では台風の動きや気象の変化に関する問題が出題されました。問題1では台風が通過する際の天気や風の変化についての知識問題、問題2は降水量の計算問題、問題3はグラフの読み取り問題となっています。特に問題2では単位を変換しながら大きな数字の計算を正確に行う力が求められる問題でした。普段から天気予報などで気象の変化のことを学んでいきましょう。

〔適性検査Ⅱ〕

大問3題、小問14問の構成です。
1⃣と2⃣では、地形図や資料の読み取り問題のほか、社会の知識を問われる問題が多く出題されました。
外様大名について説明させる記述問題や歴史上の出来事を時系列順に並べ替える問題、日本国憲法に関する選択問題など、様々な形式で出題されるため、ただ用語を暗記するだけでなく、深く理解していなくては対応できないでしょう。また、法隆寺のある都道府県を答える問題では、都道府県の形が分からなければ答えられない形式になっていました。
3⃣と4⃣は、資料をもとに会話文の空欄を埋める問題です。
特別な知識は問われませんが、資料から素早く正確に情報を読み取る力が問われます。また、30~35字の記述問題も出題されるので、資料から読み取った内容を自分の言葉で説明する練習が必要です。