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国公立大医学部受験対策コース

九州大学

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九州大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。

九州大学 入試概要

九州大学の入試概要

区分 学科 教科 試験時間 配点 出題範囲
個別学力テスト
医学科 数学 150分 250点 数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B・数C
外国語 120分 200点 英語
理科 150分 250点 物理基礎・物理、化学基礎・化学
面接
生命化学科 数学 150分 250点 数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B・数C
外国語 120分 200点 英語
理科 150分 250点 物理基礎・物理、化学基礎・化学
生物基礎・生物から二科目
面接
保健学科
看護学専攻
数学 120分 100点 数Ⅰ・数Ⅱ・数A・数B・数C
外国語 120分 200点 英語
理科 150分 100点 物理基礎・物理、化学基礎・化学
生物基礎・生物から二科目
保健学科
放射線技術科学専攻
数学 150分 250点 数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B・数C
外国語 120分 200点 英語
理科 150分 250点 物理基礎・物理、化学基礎・化学
生物基礎・生物から二科目
保健学科
検査技術科学専攻
数学 150分 250点 数Ⅰ・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B・数C
外国語 120分 200点 英語
理科 150分 250点 【化学基礎・化学、生物基礎・生物から一科目】
【物理基礎・物理】の二科目

数学の入試問題傾向

数学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 複素数平面
第2問 記述方式 場合の数・確率
第3問 記述方式 極限
第4問 記述方式 微分積分
第5問 記述方式 ベクトル

数学の出題分析

全問記述式の大問5題構成です。「微分積分、複素数平面、整数」が頻出単元となっています。九州大学の理系数学は比較的標準レベルの問題を中心に出題されています。解くことのできる問題を確実に解答することで得点を伸ばしていきましょう。そのため公式や定理、定義などの数学の基礎をしっかりと固めることが非常に大切です。頻出単元である、「微分積分、複素数平面」はほぼ毎年出題されているため、最も重点的に学習すべき範囲となっています。この範囲の過去問、類題をどれだけ演習することができたかの経験の差が合否を分ける一つのポイントといえます。また、苦手意識を残したままにしておくと非常に手痛い失点に繋がります。まずは苦手意識を無くすことから始ましょう。「微分積分」は複雑で難易度の高い問題が出題されることがあります。そのため、早い時期に標準レベルの問題は網羅し、より実践的なレベルの問題に取り組むことで十分に対応できうる力を身につけましょう。また、論証問題では取り組みづらい問題が多い傾向にあります。完答することができずとも、部分点を獲得するために粘り強い姿勢で取り組むことが大切です。

英語の入試問題傾向

英語の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述方式 長文読解
第2問 記述方式 長文読解
第3問 記述・選択方式 長文読解
第4問 記述・選択方式 自由英作文
第5問 記述・選択方式 和文英訳

英語の出題分析

大問5問構成です。頻出単元は多少の変更がありますが、前半に総合的な後長文読解、後半二問に英作文という形式が採られています。問題そのものの難易度は比較的標準レベルといえますが、全問記述式であり、時間的制約の厳しい試験となっています。長文読解問題は小説文、随筆文が頻出傾向にあります。小説文を解く際には場面、状況、登場人物の心情、筆者がどのようなことを表現したかったのか、などの要素を適切に見抜き、それらをまとめる力が必要不可欠です。また、文学的な表現技法や細かなニュアンスの違いなどをしっかりとカバーしておく必要があります。普段から小説文などに触れることも対策の一つといえます。和文英訳問題は元の日本語文に訳しにくい言い回しが見られるため、日英ともに語彙力を増やすようにしましょう。そのため、単語力、文法力の基礎を徹底的に固める方向に学習を進めていきましょう。自由英作文については100語ほどの作文を書く形式が定着しています。語彙などの知識はもちろんのこと、自分の意見や考えを論理的に英語を用いて文章に起こせるよう、単語、文法を重点的に学習するなどして作文対策を行いましょう。前述の小説文などに触れることも作文の練習に役立ちます。自分では気づけない癖などを直すためにも添削指導などを受けることも大切です。九州大学の英語は総合的に非常に高いレベルで読解力や表現力を問われる試験となっています。

物理の入試問題傾向

物理の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 記述式・論述式 力学
第2問 記述式・論述式 電磁気
第3問 記述式・論述式 波動

物理の出題分析

大問3題構成となっています。「力学」「電磁気」「熱力学」「原子物理」は頻出分野であるため重点的に学習すべき単元です。理科は2科目解く必要があるため、試験時間は75分ほどであり、大問1題あたりにかけられる時間は時間は20~25分ほどです。九州大学の物理は設問数が多く、問題文も長文のものが大半であり、タイムマネジメントが非常に重要となります。過去問などを利用して本番での時間感覚を覚えておきましょう。また、標準問題を素早く確実に処理し、難易度の高い問題により多くの時間を割けるように解いていくことが大切です。そのため、過去問や問題集でしっかりと演習を積んでおきましょう。九州大学の物理では複雑で応用的な融合問題の出題が多い傾向にあります。したがって、物理の深い知識とその応用が必要となります。そのためには単に公式や法則を暗記するだけではいけません。公式が意味すること、適応条件、物理量の単位などの要素がどこに結び付くかを覚え、物事を論理的に捉えることで、暗記を理解に変化させることが大切です。論述問題に取り組む際には、自らの考え方を簡潔で論理的かつ採点者側に伝えるということを意識する必要があります。早い時期から基礎を固めて難易度の高い問題集に取り組むことでより得点を狙うことができます。

化学の入試問題傾向

化学の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 選択式・記述式・論述式 理論化学
第2問 選択式・記述式・論述式 理論化学
第3問 選択式・記述式・論述式 無機化学
第4問 選択式・記述式・論述式 有機化学
第5問 選択式・記述式・論述式 高分子化学

化学の出題分析

大問3題構成となっています。大問構成は例年あまり変化がないため重点的に学習すべき単元です。理科は2科目解く必要があるため、試験時間は75分ほどであり、大問1題あたりにかけられる時間は時間は10~15分ほどです。九州大学の化学は設問数が物理よりも多いため、時間に追われる試験となります。そのため、物理と同様にタイムマネジメントが非常に重要となります。過去問などを利用して本番での時間感覚を覚えましょう。無機化学は、理論化学と絡めて出題されることが多い傾向にあります。そのため理論化学の学習が不足していることで、無機化学も解けなくなります。頻出単元で配点も高いため、対策は必須で、捨ての選択はできません。有機化学は、基本的な構造決定問題が出題されています。高分子は天然・合成ともに出題歴があります。この二つの単元は知識問題が多く、難易度も標準的であるため、しっかりと学習することで得点源にしましょう。標準問題から高難易度の問題までバランスよく出題されているため、標準問題の出来が他の受験生との差がつきます。そのため、参考書や教科書を活用し、出題範囲の知識を一通り押えるなどして、早い時期から基礎を固めておき、過去問や実践的な問題集を繰り返し演習することが大切です。標準問題を素早く処理し、難易度の高い問題により多くの時間を割けるように解答していくことが大切です。加えて、化学を選択する受験生は、化学により多くの時間を割けるよう、併せて選択する科目の学習も非常に重要となります。

生物の入試問題傾向

生物の出題傾向と対策

大問番号 出題形式 問題の傾向
第1問 選択式・記述式・論述式 動物・植物
第2問 選択式・記述式・論述式 動物・植物
第3問 選択式・記述式・論述式 動物・植物
第4問 選択式・記述式・論述式 遺伝
第5問 選択式・記述式・論述式 生態と環境

生物の出題分析

大問4題構成となっています。理科は2科目解く必要があるため、試験時間は75分ほどであり、大問1題あたりにかけられる時間は時間は10~15分ほどです。九州大学の生物は各大問の問題文が長文の傾向にあり、論述問題の出題が多いため、時間に追われる試験となります。そのため、物理と同様にタイムマネジメントが非常に重要となります。過去問などを利用して本番での時間感覚を覚えましょう。実験考察問題では、記述量、内容ともに高いレベルを要求されます。また、問題自体への理解力、読解力が要求される問題が多いです。生物分野への深い理解が求められる問題が多いため、難易度が高い傾向にあります。全体的な問題の難易度は比較的標準といえるでしょう。しかし前述の通り、生物への正確な知識と深い理解が必要であり、さらに試験時間に対して問題量が多いため、総合的な難易度は高いと言えるでしょう。深い理解を得るためには、単に用語や働きを暗記するだけではいけません。その用語が意味すること、どの働きがどこに作用するかを論理的に捉えることや、日常の出来事や発見を生物と結び付けて覚え、暗記を理解に変化させることが大切です。知識問題はもちろん、論述問題対策のためにもこれらのことを意識して学習を進めましょう。そのため、参考書や教科書を活用し、出題範囲の知識を一通り押えるなどして、早い時期から基礎を固めておき、過去問や実践的な問題集を繰り返し演習することが大切です。

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