Camp+では、各中学・高校・大学の過去問について、傾向と分析を詳細に解説しています。都立中・都立高を中心に最新の過去問を大問ごとに分類し、傾向が一目で分かります。
〔大問1〕リスニング 〔大問2〕対話文 〔大問3〕長文読解 〔大問4〕長文読解
大問4題・リスニングを除いた小問数は19問と例年通りの構成。
内容正誤問題が24点の配点で、4つの選択肢から1つまたは2つの英文を選択するなど、昨年度・一昨年度と傾向はほぼ同じだった。
長文の文章量として、2⃣が85行、3⃣が52行、4⃣が62行であった。
2⃣では適文選択問題や文脈を踏まえた整序英作問題、要約した文章の空所補充問題などが出題された。
3⃣では該当の英文が文章のどの空欄に入るかを問う問題や、整序英作問題、40語以上50語以内の自由英作文などが出題された。
4⃣では適語補充問題、整序英作問題などが出題された。
長文読解では、様々な分野に対して興味関心を向けておくことが得点力向上につながる。
日比谷・国立などその他の都立自校作成校の長文とテーマが重なる年もあり、他校の過去問も解いておきたい。
3⃣の作文は「コミュニケーションをとるときに、どのような方法を使うか」というテーマであった。
リスニングを除き、大問3題をそれぞれ約12分で解くスピードが要求されている。
短時間で長文の内容を把握する必要があることから、語彙力のレベル向上を強く意識しながら多くの長文に取り組み、過去問を中心に難度の高い長文読解練習と速読の対策をしておく必要がある。
〔大問1〕小問集合 〔大問2〕関数 〔大問3〕平面図形 〔大問4〕数論
大問4題・小問14題の問題構成。
1⃣は小問集合形式の問題で、平方根の計算・2次方程式・確率・データの活用・作図の5題構成であった。全問正解して得点源としたい。
2⃣は二次関数の問題で、都立・私立の上位校の過去問で訓練をしていた受験生であれば対応できる問題である。
3⃣は円に関する問題で、
〔問1〕は相似を用いて線分の長さを求める問題、
〔問2〕は直角三角形の合同の証明、
〔問3〕は面積比を利用して四角形の面積を求める問題であった。
〔問2〕の合同の証明は比較的取り組みやすい問題であったため、確実に得点源としたい。
4⃣は例年、他の学校のような空間図形ではなく、数論が出題される。
具体的な策を取ることが難しいが、与えられている条件をもとに解くことができる。
〔問1〕は奇数の和が平方になることを利用した問題、
〔問2〕は連続する6個の奇数の和に関する文字式を用いた説明、
〔問3〕は連続する奇数の和が2025となる、足す奇数の個数の最大値を求める問題であった。
誘導が丁寧についており、文字式を用いることに慣れていると比較的解きやすい問題である。
例年と全体的な難度はやや易化しているが、時間内にすべての問題を解ききることは非常に難しい。
都立・私立の上位校の過去問を幅広く学習し、分野にとらわれることなく、一つの問題に対して様々な解法を学習しておくことが合格への近道となるだろう。
〔大問1〕漢字〔読み〕 〔大問2〕 漢字〔書き〕 〔大問3〕 小説文 〔大問4〕論説文 〔大問5〕 現古漢融合文
例年通りの大問5題・小問20問で、問題数は昨年度と変わらなかったが、大幅に難化した。
1⃣・2⃣の漢字の読み書きは各4問。出題がなくなっていた四字熟語が復活した。
「天長地久」など各漢字は平易なものの、対策をしていなければわからないものが多く、難度は上がっている。
3⃣の小説文は、砥上 裕將『一線の湖』からの出題。
本文は読みやすいものであったが、選択肢が非常に難解だった。
因果関係のねじれや細かい記述に目を向けて解く必要があり、時間を要した受験生も多かったと予想できる。
4⃣の論説文は、朝倉 友海『ことばと世界が変わるとき』からの出題。
本文は例年同様に抽象度が高く、難解な文章であった。
さらに今年度は選択肢の内容も難解になった。話題を正確に把握する、文の構造を把握する、言い換え表現を正しくつかむ、など正解にたどり着くために非常に多くのことを考える必要がある問題であった。
5⃣の現古漢融合問題は、田渕 句美子『百人一首-編纂がひらく小宇宙』からの出題。
今年度は抜き出し問題が復活し、内容一致問題が出題された。このような変化により難度が上昇した。
全体として時間内に正しい根拠をもって正解を選ぶには非常に訓練がいる問題だった。
日ごろからなぜこの解答になるのかを論理的に考える癖が何よりも重要である。
本文、選択肢内容どちらも難度が高いので、他の都立自立校作成校や難関私国立高校の問題で対策を行うことは必須である。
〔大問1〕リスニング 〔大問2〕対話文 〔大問3〕長文読解 〔大問4〕長文読解
大問4題構成は変更なし。リスニングを除いた小問数は昨年度29問に対し、今年度も29問。内容正誤問題が24点の配点で、4つの選択肢から1つ又は2つの英文を選択するなど、昨年度と傾向はほぼ同じだった。長文の文章量としては、〔大問2〕102行、〔大問3〕51行、〔大問4〕68行であった。
〔大問2〕では、適文選択問題や文脈を踏まえた整序英作問題、要約した文章の空所補充問題などが出題された。
〔大問3〕では、長文中の共通語補充問題、整序英作問題などが出題された。〔大問4〕では、該当の英文が文章のどの空欄に入るかを問う問題や整序問題、適語句補充問題、40語以上50語以内の自由英作などが出題された。長文読解では、さまざまな分野に対して興味関心を向けておくことが得点力の向上につながる。日比谷など、その他の都立自校作成問題校の長文とテーマが重なる年もあり、他校の過去問も解いておきたい。
〔大問4〕のテーマ作文は「日本文化固有の製品や食べ物について」というテーマであった。リスニングを除き大問3問それぞれを平均12分程度で解くスピードが要求されている。短時問で長文の内容を把握する必要があることから、語彙力のレベル向上を強く意識しながら多くの長文読解に取り組み、過去問を中心に難度の高い長文読解練習と速読の対策をしておく必要がある。
〔大問1〕小問集合 〔大問2〕関数 〔大問3〕平面図形 〔大問4〕数論
今年度の問題構成は作年度と同様であり大問4題、小問 14 問であった。大問ごとの出題傾向も昨年度同様であった。
〔大問1〕は小問集合で、平方根の計算、二次方程式、確率、データの活用、作図の5問である。確率は例年通りさいころ2つの問題、データの活用では昨年度は中央値を利用した問題だったが、今年度は箱ひげ図を読み取る問題であった。〔大問1〕は5問とも正解し得点源としたい。
〔大問2〕は二次関数の開題であり、〔問1〕はパラメータを利用して座標を求め、直線の式を出す問題。〔問2〕は三角形の面積を求める問題。ここまでは正解をしたい問題である。〔問題3〕は面積比を利用して線分の日を求める問題であり、都立・私立の上位校の過去問を解いて訓練していた受験生であれば対応できた問題である。
〔大問3〕は平面図形の問題であり、近年は円の問題が多かったが、今年度は平行四辺形の問題であった。〔問1〕②は三角形の合同の証明で、他の都立自校作成問題校の過去問も解き慣れておく必要があった。〔問2〕は点が移動したときに描く曲線の長さを求める問題であり、奇跡がおうぎ形の弧になることに気づけば正解できた。
〔大問4〕は例年、他の学校のように空間図形ではなく、数論が出題される。具体的な対策を練ることは難しいが、与えられている条件をもとに解くことができる。今年度は〔問1〕の正答率が高く、〔問2〕〔問3〕は正答率が低いと思われるが、例年よりは解きやすくなっている。例年と全体的な難度は大きくは変わらない。都立・私立の上位校の過去問を幅広く学習し、一つの問題に対し様々な解法を学習しておくことが合格への近道となるだろう。
〔大問1〕漢字〔読み〕 〔大問2〕 漢字〔書き〕 〔大問3〕 小説文 〔大問4〕論説文 〔大問5〕 現古漢融合文
大問は例年通り5題で小問は26問、問題数は昨年度と変わらなかった。〔大問1〕・〔大問2〕漢字の読み書きは各4問。昨年度出題がなくなった四字熟語の出題は今年度もなかった。漢字の難度は昨年度より若干上がっている。
〔大問3〕小説文は、上野歩『お菓子の船』からの出題。記述問題では、昨年度までは心情の変化を読み取ることが明確に設問から読み取れる問題があったが、今年度は「なぜか」と問われ方が変化した。その他の問題の難度は例年どおりだった。
〔大問4〕論説文は、松村圭一郎『旋回する人類学』からの出題。設問内容自体は「なぜ」や「どういうこと」、「論理展開」についてなど、オーソドックスなものであった。作文問題のふさわしい題名をつけるという指示も変化はなかった。ただ、課題文自体は今年度も抽象度が高く難解であるため、普段から文章を細かく読むと同時に、要旨を把握することを意識する必要がある。
〔大問5〕現古漢融合文は揖斐高『江戸漢詩の情景』からの出題。昨年度入試で出題された抜き出し問題が出題されないという変化があったが、言葉の意味を考える問題などその他の問題は例年通りとなった。他の都立自校作成問題校の総合問題で演習を積むことや、古文・漢文に読み慣れておくことで早く解き進めることができる。全体として難度が高く、とりわけ論説文においては課題文の抽象度も高いため、都立高校の問題だけではなく、私立最上位の高校の問題の対策を行うことが必須である。
〔大問1〕リスニング 〔大問2〕対話文 〔大問3〕長文読解 〔大問4〕長文読解
大問4題構成は変更なし。リスニングを除いた小問数は昨年度27 問に対し、今年度は29ン問。大きな変更点は、内容正誤問題が 24点の配点のまま、4つの選択肢から1つ又は2つの英文を選択する形式になった点であり、受験生にとっては解きやすくなった。長文の文章量としては、〔大問2〕109行、〔大問3〕52行、〔大問3〕62行であった。〔大問2〕では、適文選択問題や文脈を踏まえた
整序英作問題、要約した文章の空所補充問題などが出題された。〔大問3〕では、長文中の
共通語補充問題、整序英作問題などが出題された。〔大問4〕では、該当の英文が文章のどの空欄に入るかを問う問題や整序問題、適語句補充問題が出題された。今年度入試では、〔大問2〕の長文のテーマが日比谷高校のものと重なっていた。タイムリーな話題も含めて日頃からさまざまな分野に対して興味関心を向けておくことも得点力の向上につながる。〔大問4〕のテーマ作文は「外国人に推薦する日本の建造物・自然」という典型的テーマであった。リスニングを除き大問3題のためそれぞれを平約12分程度で解くスピードが要求されている。短時問で長文の内容を把握する必要があることから、語彙力のレベル向上を強く意識しながら多くの長文読解に取り組み、過去問を中心に難度の高い長文読解練習と速読の対策をしておく必要がある。
〔大問1〕小問集合 〔大問2〕関数 〔大問3〕平面図形 〔大問4〕約束記号
今年度の問題構成は作年度と同様であり大問4題、小問 14 問であった。大問ごとの出題傾向も昨年通りであった。〔大問1〕は小問集合で、平方根の計算、二次方程式、確率、資料の整理、作図の5問である。作図問題の難度は高かった。作図以外の4問は確実に正解しておきたい。〔大問2〕は二次関数の開題であり、他の問題と比べて正解しやすい問題であった。(3)の回転体の求積の問題は回転軸が斜めになっているため、類題経験の有無で差がつく問題といえる。〔大問3〕は平面図形の問題で、昨年同様に円についての問題であった。〔問1〕・〔問2〕は他の自校作成校の過去問なども使って円の問題を解く練習をしておけば解ける問題であった。〔問3〕は証明問題であり、他の学校とは異なるタイプの問題。様々な高校の過去問を解き、しっかり練習しておく必要がある。〔大問4〕は例年、日は他の学校のように空開図形ではない問題が出題される。作業をして解ける〔問1〕は正解しておきたいが、〔問2〕〔問3〕は正答率が低いと思われる。全体的には昨年と比べて難度は下がっている。〔大問1〕の作図や〔大問4〕の〔問2〕〔問3〕などで時問をかけずに正解できる問題から解いていけるかがカギとなった。
〔大問1〕漢字〔読み〕 〔大問2〕 漢字〔書き〕 〔大問3〕 小説文 〔大問4〕論説文 〔大問5〕 現古漢融合文
大問は例年通り5題で小問は26問、問題数は昨年度と変わらなかった。ただ、本文全体の字数が増加したこと、論説文の難度が上がったことなどを踏まえると全体的に難化している。小説文では例年通り心情変化の記述問題が出題された。〔大問1〕・〔大問2〕漢字の読み書きは各4問。例年では四字熟語の出題があったが、今年度は出題がなかった。その他の漢字の難度は例年通りであった。〔大問3〕小説文は碧野圭『凜として弓を引く』からの出題であった。 設問形式は変化していない。毎年出題がある心情変化の記述問題は、昨年度と比較し字数が増加した。〔大問4〕論説文は千葉眞「資本主義・デモクラシー・エコロジー』からの出題であった。設問形式では大きな変化はなかった。 しかし、課題文自体が難解になったことにより大問自体の難度が上がった。文章の流れ、文構造を意識した読み方が要求されている。〔大問5〕現古漢融合女は縄田雄二『モノと媒体の人文学』からの出題であった。設問形式では抜き出し問題が出題されるという変化があった。他の都立自校作成問題校の総合問題で演習を積むことや、古文・漢文に読み慣れておくことで早く解き進めることができる。全体として難度が高く、とりわけ論説文においては課題文の抽象度も高いため、都立高校の問題だけではなく、私立最上位の高校の問題の対策を行うことが必須である。
〔大問1〕リスニング 〔大問2〕対話文 〔大問3〕長文読解 〔大問4〕長文読解
大問4題編成、リスニングを除いた小問数は昨年度15問に対し、2022年度は20問、内容正誤問題が各8点で長文3問すべてについているので24点の配点は変わっていない。受験者平均点が40点を下回った昨年度に比べ易化した。長文の語数は昨年度と変わらず、大問2約900語、大問3約850語、大問4約1000語。〔大問2〕では、会話の流れを理解しながら、空所に文、語句を補充させる選択問題、文脈を踏まえた語句整序問題、要約した文章の空所に適語を補う問題が出題された。〔大問3〕では、下線部の話の内容を正しく表した英文を選ばせる問題、語句整序問題が出題された。〔大問4〕では、文脈や内容に合うよう語句を入れる問題、該当の英文が文章のどの空欄に入るかを問う問題、該当の空欄に3つの文がどの順番で並ぶかを問う問題、空欄に適切な語を入れる問題が出題された。テーマ作文は環境論であった。リスニングを除き大問3題のためそれぞれを平均12分で解くスピードが要求されている。語彙力のレベル向上を強く意識し、短時間で長文の内容把握が必要なことから、多くの長文読解に取り組み、過去問を中心に難度の高い長文読解練習と速読の対策をしておく必要がある。
〔大問1〕小問集合 〔大問2〕関数 〔大問3〕平面図形 〔大問4〕立体図形
今年度は昨年度と問題数は変わらず、大問4題、小問14問であり、各大問の小問数も変化はなかった。また、例年通り答えだけではなく途中式や計算を書かかせる問題が2問、また、三角形の合同を利用し同一円周上の点となることを証明する問題が1問出題された。各大問の出題内容については、大問1は小問形式の問題で、〔問3〕では取り出した球の数字を用いた式が有理数となる事の問題、〔問4〕は取り得る中央値を決める問題、〔問5〕は半円をが半後に投するように折り返したときの折り目を作図する問題であり、難度が高い出題であった。大問2は二関数上の点と上の点を結び形をつくる問題であった。〔問1]は2点の座標から長さを決める問題、〔問2〕は折れ線で囲まれた図形を題材にした問題だった。難度は高いが、条件を整理し状況を正確に把握できれば得点できる問題である。国の平面図形は円と内接図形の問題であった。(問1)は与えられた辺の比から定規角を見抜き角度を決める問題。〔問2〕は二等辺三角形と平行四辺形の性質から面積比を決める問題。〔大問3〕は同一円周上の点となることを証明する問題で、難度が高いため大問2・3合計6問から4問は正解したい。大問4はクラス対抗戦をテーマにした文題で、〔問1〕の(1)は試合の組み合わせを考える場合の数の問題、(2)では条件を与え試合時問を求める方程式の問題であった。
(問2〕はクラス対の駅伝(リレー)を題材にして、相手に勝つための速さの範囲を決める問題で、条件が複雑であるため解答に時問がかかる問題であった。昨年同様、よく練られた問題で、全体として55点~65点は得点を確保する必要があると考える。
〔大問1〕漢字〔読み〕 〔大問2〕 漢字〔書き〕 〔大問3〕 小説文 〔大問4〕論説文 〔大問5〕 現古融合文
大問は例年通り5題で小問は26問、問題数は昨年度と変わらなかった。記述問題は200字作文、心情変化の説明の3問となり、2021年度と比較すると抜き出しの記述問題が出題されないという変化があった。大問1・大問2の読み書きは各4問、例年通り四字熟語が読み書きともに出題された。文章で四字熟語が出てきたときにおさえることはもちろんだが、本校や難関私立で出題された四字熟語を覚えておく必要がある。大問3小説文は鈴村ふみの『櫓太鼓がきこえる』からの出題であった。約 5000字で昨年度より若干長いが、文章自体は読みやすいものであり読解自体も難しくない。選択問題5問と心情変化を問う60字の記述問題が出題された。大問4の論説文は佐倉統の『科学とは何か』からの出題である。約 3700字となり、昨年度よりも出題文が短くなった。文学内容をつかむために日頃から抽象と具体、文構造、対比を意識することが必要である。〔問4〕は昨年度にはなかった形式の問題だが、問われていることは傍線部の説明のため難易度が大幅に上下したとは言えない。〔問6〕の200字記述の問題は本校では定番の問題である。予め設問を読み、読解部分の解答を考えながら読むことによって時間短縮につながる。大問5現古漢融合文は松原朗『漢詩の流儀一その真髄を味わう』からの出題である。約3200字となり、昨年度よりも出題文が若干短くなった。漢詩についての問も出題されているが、漢詩に関しての解釈文を説解すれば得点は可能となる。他の自校作成問題校の融合問題で演習を積むことや、古文・漢文を読み慣れておくことで素早く解き進めることができる。2023年度版は書き抜き問題はなくなり、選択問題5問の出題に変化した。