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明治大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、明治大学理工学部の出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。
教科・科目 | 試験時間 | 配点 | 出題範囲 |
---|---|---|---|
数学 | 90分 | 120点 | 数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学Ⅲ・数学A・数学B「数列・ベクトル」 |
理科 | 80分 | 120点 | 物理(物理基礎・物理)、化学(化学基礎・化学)から各3題、 計6題出題し、そのうち任意の3題選択 |
外国語 | 60分 | 120点 | 英語(コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ)、ドイツ語、 フランス語から1科目選択 |
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | マークシート方式 | 小問集合 |
第2問 | 記述方式 | 微分積分法、場合の数、確率が頻出 |
第3問 | 記述方式 | 第2問と同様 |
大問3題構成です。大問1がマークシート方式、大問2、3は途中経過なしの記述方式で出題されます。微分積分法、場合の数、確率が頻出です。三角比を用いた図形問題や、ベクトルもよく出題されます。数列は他分野との融合問題で出題されることが多くなっています。答えのみを記入する問題では、過程が問われないため正確で素早い計算力が必要となります。問題ごとの難易度に差があるため、小問集合を優先的に解き、大問では前半の設問を取りこぼさないようにしましょう。典型問題が中心のため、教科書の章末問題レベルの問題を確実に解けるよう演習を積みましょう。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | マークシート・記述方式 | 力学 |
第2問 | マークシート・記述方式 | 電磁気 |
第3問 | マークシート・記述方式 | 熱力学・波動 |
ほとんどの問題がマークシート方式ですが、2~3問ほど記述形式の問題もみられます。全体の3分の2が力学・電磁気分野からの出題です。問題形式は、正誤問題・回答式の選択・実験結果に関する表・グラフの選択など、バラエティに富んでいるのが特徴です。問題文の誘導にしたがって空欄補充を行う形式が頻出のため、過去問で傾向を掴んでおきましょう。標準レベルの典型問題が多いため、計算力や条件の処理能力が問われる試験といえます。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | マークシート・記述方式 | 理論・無機 |
第2問 | マークシート・記述方式 | 理論 |
第3問 | マークシート・記述方式 | 有機・理論 |
出題傾向は、第1問が理論・無機、第2問が理論、第3問が有機・理論の構成で安定しています。やや理論分野が多く出題されます。理論分野では、気体や化学平衡、電池電気分解、結合エネルギーが頻出です。有機分野では、構造決定が必出です。脂肪族・芳香族を問わず酸化、置換、脱水等の反応について、しっかりと流れを暗記しておきましょう。理論分野の知識を固め、有機分野は構造決定の問題に集中して対策することが効果的といえます。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | マークシート・記述方式 | 長文読解 |
大問1問のみの構成で、1500語程度の長文が出題されます。ジャンルは物語文、エッセーから科学まで様々ですが、近年は物語文が頻出です。長文読解では内容把握問題がほとんどのため、文法問題が直接問われることはありません。下線部中の語句の類義語・対義語を問う形式が頻出です。また、英文和訳が2~3題出題されます。問題文が短いため、ボリュームは少なく見えますが、文中の代名詞など細かい内容の和訳が求められるため注意が必要です。60分の解答時間に対してボリュームが多いため、解答に必要なところを優先的に読む等、自分なりの戦略を立てましょう。
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