慶應義塾大学は、各学部によって出題科目が異なります。
また、同じ科目であっても出題傾向が大きく異なるため、独自の対策を行う必要があります。
今回は、慶應義塾大学薬学部の出題傾向・入試対策についてご紹介いたします。
教科・科目 | 試験時間 | 配点 | 出題範囲 |
---|---|---|---|
理科 | 100分 | 150点 | 化学(化学基礎・化学) |
外国語 | 80分 | 100点 | コミュニケーション英語Ⅰ・コミュニケーション英語Ⅱ・ コミュニケーション英語Ⅲ・英語表現Ⅰ・英語表現Ⅱ |
数学 | 80分 | 100点 | 数学Ⅰ・数Ⅱ・ 数学A「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」・ 数B「数列」「ベクトル」 |
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | マークシート方式・記述方式 | 長文読解 |
第2問 | マークシート方式・記述方式 | 長文読解 |
第3問 | マークシート方式記述方式 | 長文読解(会話文) |
長文読解は600字程度です。そこまで長くはありませんが、専門的なテーマが多いのが特徴です。科学分野の語彙が頻出のため、語彙力の強化を行いましょう。小問は、内容一致・英文整序・要旨把握など、文の内容を正確に把握できているかを問う問題が中心となります。会話文は、日常的な会話やインタビュー形式の問題が出題されます。設問文が英語のことがあるため、出題形式に慣れておくことが大切です。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | 客観式 | 小問集合 |
第2問 | 客観式 | 微積分・数列・極限・確率・ベクトルが頻出 |
第3問 | 客観式 | 第2問と同様 |
例年数Ⅲが1~2問出題されており、確率に関してはほぼ1問確実に出題されています。よって、数Ⅲと確率を最優先で対策し、それ以外はまんべんなく網羅しておきましょう。難易度は標準レベルが多いですが、試験時間に対し問題が非常に多いため、スピーディーに解き切る必要があるといえます。微積分など計算量の多い分野で演習を積み、確実に解ける問題を見抜く力を養いましょう。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | マークシート方式・記述方式 | 力学・電磁気学・熱力学・エネルギーが頻出 |
第2問 | マークシート方式・記述方式 | 第1問と同様 |
第3問 | マークシート方式・記述方式 | 第1問と同様 |
第4問 | マークシート方式・記述方式 | 第1問と同様 |
第5問 | マークシート方式・記述方式 | 第1問と同様 |
毎年第1問が力学、第2問が電磁気、第3問は波動・熱力学を中心に出題されています。そのため、力学と電磁気に関しては応用レベルまで仕上げておくと良いでしょう。また、描画問題が出題されることがあるため普段から図を描く習慣をつけましょう。難易度は基礎~標準レベルの問題が中心ですが、計算量が多いため時間内に解き切るのは難しくなっています。標準までの問題に対しては、解放が瞬時に浮かぶまで演習を積みましょう。
大問番号 | 出題形式 | 問題の傾向 |
---|---|---|
第1問 | マークシート方式 | 無機、有機、理論分野からまんべんなく出題 |
第2問 | マークシート方式 | 第1問と同様 |
第3問 | マークシート方式 | 第1問と同様 |
毎年理論分野からの出題が多く、計算結果や化学式・構造式を穴埋め形式で回答する問題が多くなっています。熱化学・酸塩基・酸化還元・平衡は頻出のため、十分な対策を行いましょう。また、無機分野は金属イオンと化学反応式との融合問題、有機分野はやや複雑な構造決定問題が過去に出題されています。頻出パターンを多く抑え、標準的な問題をスピーディーに解き切る力を養いましょう。
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