愛知県立刈谷高等学校

《答えてくれた先生》

原田 先生

愛知県立刈谷高等学校出身

Q1.この学校独自の特徴はどんなところですか?

A1.スーパーサイエンスハイスクール (SSH)事業に取り組んでおり、校内外での実習によって科学に関する興味や教養を培うことができます。グループでの演習が積極的に実施され、協調性を身につけながら学習することが推進されています。
近年ではESDという科目が新設されました。この科目では、持続可能な社会の形成についての学習や探究活動、研究発表を3年間の課程を通して行うことになっています。
また地元企業や教育機関への見学が定例的に実施されており、進路決定などに役立つ貴重な経験を得ることができます。

Q2.学校の設備はどうでしたか?

A2.近年に校舎の改修工事が実施されたため綺麗な状態になっており、耐震設備も完備されています。県内で珍しい50m×9コースのプールや、グラウンド、弓道場、武道場など、部活動の施設が十分に設けられています。また、授業で使用する実験器具も充実しています。

Q3.学校の先生たちはどんな印象ですか?

A3.熱心に指導してくださる印象です。普段の授業に加えて、部活動の指導にも精力的に取り組まれている先生方が数多くいらっしゃいました。行事にも協力的であり、生徒と一緒になって楽しまれている先生も多いです。

Q4.進路相談や受験フォローの体制は充実していますか?

A4.個別での進路相談が定期的に行われていました。また地元の有力校を目指す生徒へのフォローが非常に手厚い印象でした。特に、例年名古屋大学への合格者を多数輩出しており、経験豊富な先生方が受験対策を入念にしていらっしゃいました。
一方で地元以外の大学などを目指す場合は、生徒自身で計画的に学習をする必要があると思われます。

Q5.生徒たちはどんな雰囲気ですか?

A5.部活動や学校行事に力を入れて取り組む生徒が多く、非常に賑やかな雰囲気でした。また国際交流事業が充実しているため、イギリスのイートン校や、オーストラリアのウィンダルーバレー校といった海外の学校との交流活動に積極的に参加する生徒もいました。

Q6.学校周辺はどんな様子ですか? おすすめスポットはありますか?

A6.近隣には住宅が多く、閑静な雰囲気でした。学校から少し離れたところ(徒歩20分弱)にJR刈谷駅があり、その近辺には商業施設が多数ありました。そのため、特に自転車通学の生徒は刈谷駅近くで遊んでいる印象です。

Q7.学校生活で楽しかった行事を教えてください。

A7.刈高祭という行事が毎年秋に行われます。合唱祭・文化祭・体育祭の3つに分けられ、3日間に渡って行われます。それぞれのイベントは学校全体を挙げて毎年大きな盛り上がりを見せています。生徒は「応援団」「合唱団」「デコレーション」「クラス展示」のいずれかに参加します。特に応援団と合唱団は3学年の生徒が協力し長期にわたって練習に取り組みます。毎年完成度の高い発表を行い、学外でも有名になっています。

Q8.部活動はどんな様子ですか?

A8.非常に活発であり、学業と両立しながら優れた結果を出している生徒が数多くいます。特にサッカー部と野球部は伝統があり、県内の公立校では有数の強豪校となっています。長年にわたって全国的に結果を出しており、部外の生徒も大会の応援に駆けつけます。
また文化系の部活も賑わっています。例としてSS部という部活は、科学に関する幅広い研究活動や発表に取り組み、学外でも優秀な成績を修めています。

Q9.学校生活で苦労したこと、大変だったことはなんですか?

A9.部活動や学校行事が重視されていることから、受験指導が3年次の秋・冬ごろからとなっており、時間的に切迫した状態で受験を迎える生徒が多いです。行事からの切り替えができずに苦労している生徒もいました。
また県外の大学を進学目標とする生徒は、細かい受験指導が十分に受けられない場合があります。学外のサービスを利用しながら、自身で計画的に勉強に取り組む必要があると思います。

Q10.卒業後も同級生たちと交友はありますか?

A10.活発な生徒が多いため、卒業後も同級生との交流を大事にする雰囲気が強くあります。卒業後に学校を訪れ、部活動の大会や行事の観覧、後輩のサポートをする卒業生もいます。

☆志望しているみなさんへのひとこと

充実した環境の中で、自分のやりたいことを実現する学生生活を送ることができます。卒業生としておすすめできる学校です!