千代田区立九段中等教育学校

大澤 花菜

《答えてくれた先生》

大澤 花菜

千代田区立九段中等教育学校出身

Q1.この学校独自の特徴はどんなところですか?

A1.千代田区という都心にありながら、中学生用と高校生用の二つの校舎と広いグラウンドを持っています。
どちらの校舎も割と新しく、土足制にもかかわらずとても綺麗です。
体育祭は他校や別の場所を借りる学校もありますが、九段は自校のグラウンドで開催しており、全校生徒が一同に介して盛り上がる体育祭の熱気は感動ものです。
学校の近くに九段下駅と飯田橋駅があり両駅とも地下鉄がたくさん通っているため、どこからの生徒でも通学がしやすい学校です。
都立中高の中では珍しく、高校からの新入生をとっていないので、同じメンバーと6年間濃い時間を過ごすことができ、卒業の時には男女問わず全員がとても仲良いのが個人的には九段の一番の特徴だと思います。

Q2.学校の設備はどうでしたか?

A2.中学生の通う、パンフレットにいつも載っている校舎は5階建てになっていて、5階には沢山の理科室があり、新入生の頃はどの教室が何かしょっちゅう迷っていました。
それぞれの教室に、他の学校にはないような実験器具が用意されており、充実した授業を受けられます。
一方、地下に進むととても広い温水プールがあります。水泳部があるため年中プールは使われているのですが、
学校公開などでは開放されていないため、夏の体育の授業で男女別に水泳の授業が行われるときに皆さんは初めて見ることになると思います。25m6レーンのしっかりとしたプールです。
それぞれの教室に、他の学校にはないような実験器具が用意されており、充実した授業を受けられます。
一方、地下に進むととても広い温水プールがあります。
水泳部があるため年中プールは使われているのですが、学校公開などでは開放されていないため、
夏の体育の授業で男女別に水泳の授業が行われるときに皆さんは初めて見ることになると思います。25m6レーンのしっかりとしたプールです。

Q3.学校の先生たちはどんな印象ですか?

A3.とても生徒思いの先生が多いです。
生徒側にいると他と比較できないためわからないかもしれないのですが、体育祭や文化祭、夏休みに4泊5日かけて取り組む遠泳イベント「至大荘行事」などを生徒よりも気合いを入れて楽しみにしている先生も多く、
離任が決まるとこの学校から、学年から離れる寂しさで泣きながら話している先生も今まで何人か見ました。
生徒を自分の子供のように思ってくれている先生が多いと思います。
先生同士もすごく仲が良くて、職員室で⚪︎⚪︎先生がね〜という話で授業が始まることもよくありました。

Q4.進路相談や受験フォローの体制は充実していますか?

A4.高校生になると大学受験に向けて、志望校の決め方や大学説明会などがちょこちょこ行われます。
そこまで受験をゴリゴリに押してくる学校ではないのですが、だからこそ緊張感やピリピリした空気に精神をやられることなく勉強ができて、
最終的に東大、早慶、GMARCHの合格者も多いのだと思います。
もちろん、先生たちはいつでも親身になって進路相談に乗ってくれるので、私の友達は海外大学を受験するにあたって沢山相談をしていました。
私の代は総合型選抜で受験をする人が例年より非常に多かったため、慣れない手続きに先生たちも忙しそうにしていましたが、
総合型選抜を否定してくるような先生はおらず、生徒が希望の進学先に行けるようにとできるだけの手助けをしてくれていました。

Q5.生徒たちはどんな雰囲気ですか?

A5.九段の校舎の設計は学年ごとにフロアが分かれていて、各学年がそのフロアを占領する形になっています。
そのため廊下を広く使えて、休み時間になるとほとんどの生徒が廊下に出て話したり遊んだりを楽しみます。
少し小学校感すら感じられる休み時間の過ごし方もすごく九段生らしいものだと思います。
このように6年間を過ごすため、クラスが一緒になってもならなくても誰とでも仲良いという状態ができています。

私は生徒側だったので他の中高と比べることができずあまり自覚はなかったのですが、
新しく九段に入ってくる先生方には、九段の生徒は男女問わず本当に学年の仲が良くて、全員優しくていい子だと口を揃えて言われていました。
確かに160人4クラスしかないので、生徒同士は全員お互いを認知できているし行事も生徒が仕切っていくスタイルなので、行事を重ねるほどに仲が良くなっていきます。

最初こそ緊張していてあまり話せなかったりもしますが、徐々に気づくとみんな素を出せるようになってきて、
とても心地よく楽しく毎日を過ごせるようになります。
授業中ふざけたり盛り上がったりもしますが、良識のある真面目な子ばかりなので、他校から来たばかりの先生たちにはこの程度ではっちゃけてるつもりならみんないい子だよ等と言われていました。

Q6.学校周辺はどんな様子ですか? おすすめスポットはありますか?

A6.学校周辺は麺系のお店とカフェが多いので、男子は部活終わりにラーメン屋かうどん屋によっていたり、女子はカフェでおしゃべりしたりしていました。
中学生のうちは寄り道が禁止されているので行けないのですが、高校生になるとテスト前はカフェに篭ったり、土曜授業の後にお昼を友達と食べる人が沢山いました。
九段の周辺は小学校や他の高校も多いので、常にいろんな学生が道を歩いており、学生の土地といった感じで安心安全でした。
いい意味で遊ぶところが全然ないので、それも九段の生徒の民度が高い理由だったと思います。

Q7.学校生活で楽しかった行事を教えてください。

A7.行事はどれもとても思い出深いのですが、大体ランキングトップに入るのは中2の行事のブリティッシュヒルズと、中3のオーストラリアホームステイです。どちらも英語教育の一環として組まれているプログラムです。
ブリヒルはハリーポッターの世界観の中で英語を学べて、雪の中をマントを羽織って移動したり、バイキングの朝食、夕食を楽しんだり、ハンモック付きの四人部屋でこっそり夜ふかししたり、沢山の思い出があります。
ホームステイも現地の小学校に体験入学させてもらえて、お昼は小学校で、それ以外はペアの同級生とホームステイ先でそれぞれホストファミリーと出かけたりします。
初めての海外経験になる子も多かったですが、全員素敵な思い出を作って楽しんでいました。
私は毎年5,6月に行われる体育祭も大好きで、いまだに中1の初めての体育祭は団の名前や歌までしっかり覚えています。
九段ならではの本気で楽しみ頑張る体育祭は毎年感動もので、私の母もあまりの青春さに胸が熱くなったことを覚えているといっていました。

Q8.部活動はどんな様子ですか?

A8.いろいろな部活動があり、何かしら興味のあるものは見つけられると思います。
結局部活動は活動内容よりもメンツがポイントになってくると思うのですが、同じ部活に入った子同士はどんどん仲良くなりますし、文化部も運動部もそれぞれ部内でとても仲がいいです。
もちろん大会の前後には揉め事が起きたり意見の相違でぶつかっている話なども耳には入ってきましたが、最終的にはそれを乗り越えてさらに仲が良くなっていたり、卒業時にみんなで話して盛り上がれる思い出になっていたりしました。
ダンス部の公演は特に大人気でペンライトを持参して男子も女子もキャアキャア盛り上がっていて最高でした。
吹奏楽も人気で文化祭の公演は沢山の人が見に行っていました。

Q9.学校生活で苦労したこと、大変だったことはなんですか?

A9.基本的には苦労をした記憶はありません。強いて言えば最初の友達作りですが、それはどこの中高でも一緒だと思います。
むしろ九段は入ってすぐにHR合宿という行事があって、そこで校歌コンクールをしたり、
部屋でおしゃべりをしたり班ごとにアドベンチャーポイントラリーをしたりその後は飯盒炊爨でカレーを作ったり、と沢山のことを一緒にするのですぐに打ち解けられます。
体育祭もその後すぐにあるので、半年もしないうちに一気に距離が縮まります。
勉強は、人によっては数学の進度が少し早かったり、英語の授業で発表が多かったりするので苦労する人もいるかもしれませんが、
みんなで助け合う雰囲気があるのでそこまで追い詰められることもないですし、やっているうちに慣れていきます。
最終的には気付かないうちに発表力がついているので大学や塾で、大して頑張ったつもりがない時も周りに上手だと褒められることが増え、なんだかんだ役に立つスキルが得られています。

Q10.卒業後も同級生たちと交友はありますか?

A10.遠くの大学に行った人たちもいるので人によるとは思いますが、九段の体育祭を一緒に見に行っていたり、
同じ大学に通っている同級生同士でしょっちゅう出かけていたり、ディズニーやアイドルのコンサート、旅行なども結局九段の同級生と行っている人が多いです。成人式もみんなでまた会いたいがために自分の地区ではなく、千代田区の成人式に出席する人が大半です。

☆志望しているみなさんへのひとこと

九段は適性検査という少し変わったテストを行なっているので、知識ベースよりも思考力ベースの勉強を積み重ねる必要があると思います。
私は小6の夏にenaに通い始めたので最初は全然クラスについて行けませんでしたが、常に宿題に真面目に取り組み、
夏休みの間にわからないところを人に説明できるようになるまで考え直しやり直すことを繰り返したので、どんどん力がついていきました。
とにかくenaの課題を信用して丁寧に取り組むことが結局は一番だと思います。
ただ、思考力ベースなだけあって問題自体が、考えてみると面白かったり、解けるとすごくスッキリするものが多いと思うので、自分を追い込みすぎずに、問題を楽しみながら解けるといいのかなと思います。
適性検査のための受験勉強を通して私は勉強の仕方と頭の使い方を学ぶことができ、それが今の私までダイレクトに影響を及ぼしていると思うので、結果にかかわらず今みなさんがしている勉強はとても価値のあるものです。
それを忘れずに日々真面目に授業と課題に取り組んでいくと、自ずと合格への道もひらけてきます。
私はenaに通っていた時代が本当に楽しかった記憶だらけなので、ぜひみなさんも素敵な受験生生活を送ってもらえたら嬉しいです!
合格の近道はいかに早く頭の使い方を習得するかです!
周りのできる子に、答えではなく、どのように考えたのかを聞いたり、先生にどう考えたら良いのかを聞くととても効果的に勉強できると思います!ぜひ一緒に楽しみましょう!!
受験勉強頑張ってください!