A1.文武両道であることだと思います。新入生は必ず経験するボートレース応援であったり、高校3年生が受験よりも力を入れるといっても過言ではないくらい盛り上がる運動会など他の進学校と比べて学校行事やスポーツを大事にしていると思います。
A2.卒業後、グラウンドや一部の校舎を改築したため新しい設備に関しては不明ですが、在校時は中学でピアノの作曲の授業があってその時に1人1台ピアノを使うことができました。
A3.ユニークな先生が多かったですが、どの先生も生徒に対して非常に真摯でいてくれた印象です。授業も生徒の成長を第一に考えたカリキュラムが多かったと思います。中高通して一般の教科書を使う授業はほとんどなく、先生の自作の教材を使う授業が大半を占めていました。
A4.受験対策の特別授業等は長期休みに希望者向けに日本史や世界史の講習がありました。進路に関しては不安を感じている場合には勿論担任の先生が真摯に相談に乗ってくれますし、全員が受ける進路相談は1対1の相談もあります。ただ、生徒のほとんどが学外で塾などに通って授業進度よりも先に学習していたり、自分の進路を早くから決めていたりするので、自主性が求められている印象です。
A5.外部の人が思い描くような所謂ガリ勉系は皆無といっていいほど勉強にも運動にもひたむきで明るい人が多いです。いつもうるさいと注意されるぐらいには賑やかで、運動会の影響もあってか仲間思いの人やみんなで何かに真剣に取り組むことが好きな人が多かった印象です。
A6.近くに『夕焼けだんだん』で有名な谷中銀座商店街があります。新入生は授業の一環で商店街を散策する機会がありました。僕が在校していた時には、旧校(中学入学組)が新高(高校入学組)を案内して親交を深めるプログラムもありました。
A7.運動会です。運動会は開成での学校生活の中心といっても過言ではない行事で、高校3年生が中学1年生から高校2年生までを指導する形で8つの組に分かれて競います。競技は学年ごとに決まっていて各組に代々受け継がれているノウハウなどもあり、どの組も本気で勝ちを狙いにいきます。高校3年生は特に運動会期間中、何よりも運動会優先の生活を送る人が多いです(笑)。
A8.運動系は勿論のこと、文化系の部活も充実しています。珍しい部活を挙げれば高校生クイズでお馴染みのクイズ研究部やKAMCと呼ばれる手品部、また全国レベルのジャグリング部など、どんな人も自分の好きなものが見つけられるような環境が揃っていると思います。
A9.勉強と学校行事の両立は結構大変だと思います。印象としては学校では行事に全力、放課後は塾に通って勉強に勤しむ、というパターンの人が7〜8割を占めていたと思います。周りのレベルが相当高いので、気が緩んで勉強の手を抜くといつのまにか周りと大きな差がついていることがあります。
A10.高2と高3はクラスが持ち上がりで同じこともあり卒業後もクラス単位でつながりがあります。特に毎年運動会の時期になると運動会を観にくるついでにクラスで集まることが多いです。また、成人式のタイミングで学校が集まる場を用意してくれるので、その時に同級生のみんなと会う機会があります。
開成はとても自由な学校で、自分がやりたいことを出来る環境が揃っています。中高時代にこうしておけばよかったなぁと思うことは沢山ありますが、少なくとも開成で6年間過ごせたことは間違いなく自分にとって最高の経験だったと思います!受験生のみなさんが楽しい開成ライフを送れることを心より応援しています!