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「難関私立中に合格するには」②麻布中学校・高等学校 の紹介

2022.10.07

「難関私立中に合格するには」②麻布中学校・高等学校 の紹介

こんにちは。家庭教師Campライターの高木です。さっそくですが今回の記事では、中学入試の中でも東京の私立御三家である麻布中学校・高等学校についてご紹介いたします。

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「難関私立中に合格するには」②麻布中学校・高等学校 ◎概要

まずは立地・交通アクセスからの確認です。通学距離に関わる大事な情報ですから、しっかり確認しておきましょう。

 

〒106-0046 東京都港区元麻布2-3-29

地下鉄日比谷線:広尾駅   1番出口(徒歩10分)

地下鉄大江戸線:麻布十番駅          駐車場出口(徒歩12分)

地下鉄南北線:麻布十番駅             1番出口(徒歩15分)

地下鉄千代田線:乃木坂駅             5番出口(徒歩20分)

都営バス(橋86)            JR目黒駅東口~東京タワー・新橋駅:愛育クリニック前(徒歩1分)

都営バス(品97)            JR新宿駅西口~品川駅高輪口:日赤医療センター下(徒歩8分)

 

地下鉄駅から徒歩というルートが主になるので、出口には気を付けなければいけませんね。また、学校周りは坂道が多くなっていることから徒歩の場合には履き慣れた靴で向かわれることをおすすめします。

 

また麻布は高校での募集は行っておりませんので、麻布で学びたい方は中学入試で合格する必要があります。

「難関私立中に合格するには」②麻布中学校・高等学校 ◎特色

麻布学園は、創立120年を超える男子校です。開成・武蔵とともにいわゆる「男子御三家」として知られていますね。「自由闊達・自主自立」の校風をかかげており、生徒たちのユニークな創造力・感受性を培っていくことに注力しているのが特徴です。

自主自立を促す教育活動として、「学年行事」があります。2~4日間にわたる校外学習・宿泊行事で、生徒の自主性を尊重するため、年度によってコース数や内容は異なり、特に中3・高2時には生徒企画で行先や内容を決めています。高2時には外国に行くこともあります。国際交流に関しては、カナダ・中国・韓国に提携校があり、留学生の受け入れや定期的な短期留学の実施をしています。

 

部活動では文化部の独自性が目立ち、将棋・囲碁以外にもオセロ・チェス、更にはバックギャモンといった他校には見られないテーブルゲームの部活があります。また私立男子校では鉄板の鉄道研究部やマジックを扱う奇術部、社会問題について意見を交わす討論部なども目を引きます。

 

大学の進学実績では2022年度東大合格者数は64名と、高校別東大合格者数としては9位の実績を誇ります。実態としては64名のうち現役合格者は39名と、合格者数全体に対する現役合格者数の割合は低くなっており、進路を考えるうえで浪人を選ぶ生徒が少なくないことは頭に入れておきたいところです。全体的に国公立大志向が強めではありますが、その他私立上位である早稲田・慶応の合格者数もともに100名以上です。

「難関私立中に合格するには」②麻布中学校・高等学校 ◎入試の特徴と対策

算数・国語(各60分・60点)+理科・社会(各50分・40点)の学力試験です。試験日は2/1の午前のみとなっており、複数日程の実施はしていません。

 

算数は大問3~4題で構成されており、いずれも難易度の高い問題となっています。大問1のみ他の問題と比較して解きやすくはなっているので、合格するためにはここは落としたくないところです。大問2については、難しいですが途中式で得点することができるので、ここも大事な得点源です。総じて、応用・発展問題の演習量を重ねること、途中式で得点出来るだけのプロセスの明示を普段から意識することが重要です。分野としては、特に図形の面積比・相似比を利用した問題で難問が出やすいので、重点的に練習しましょう。

 

国語は大問1題という構成が特徴的です。非常に長い物語文となっているので、専門的な対策=過去問演習を数多くこなすことが必須です。文章を読む前、あるいは読んでいる途中に設問もチェック、可能であれば解いていくという取り組み方がベターでしょうか。記述問題が多く出題されるので、人物の心情を的確に表現する語彙力と、心情と背景の因果関係を掴む読解力を身に着けておきましょう。

 

理科は一般的な中学受験対策のテキストでは取り扱われない題材が出題されます。問題文が非常に長いですが、それらを読み解くことで本質・原理が理解できるような問題になっています。知識はもちろん思考力を試される問題なので、知識をただ覚えるのではなく「なぜそうなるのか」という論理的思考力を養っていくことが重要です。

 

社会は長文の大問1題から地理・歴史・公民それぞれの問題を出題する構成です。記述問題の割合が高く、ただ知識を記述するものだけでなく、社会に対する自身の意見を論述する問題もあるので奇術の練習を重ねるのはもちろん、時事問題含め、社会情勢に関する話を親子でしておくと良いでしょう。

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私立中_麻布

【この記事を書いた人】
髙木
【略歴】
桐朋中学・高校→早稲田大学 学生時代から個別指導塾で講師として勤務、大学卒業後はena個別で勤務を開始、現在はena個別八王子みなみ野の校長を務める。
自身が経験した私立中受験への対応力の高さを武器にena個別では活躍。
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主な中学受験実績:明大中野八王子中、中央大付属中、桐朋中、穎明館中、都立南多摩中、都立立川国際中

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